私は2018年1月31日、常陸国出雲大社を初めて参拝した。
その後、福原駅からJR水戸線に乗り、家へ帰る事にした。
ところが、小山方面へ向かう上り電車は、あと約40分も待たないと来ない。
仕方がないので、駅前にあるそば処井がわで食事をしつつ、時間をつぶす事にした。
昼飯時に入店したが、先客は1人だけであった。
私は空いていたテーブル席に座った。
テーブルを見て、注文したのは850円の天ぷらそば。
ここは蕎麦屋だが、うどんも出している。
私の座った席の側には、大きな壺にとっくりが置かれていた。
これらを見たりして、蕎麦が出てくるまでの時間をつぶした。
蕎麦が出てくるまでの間、正直に言えば、かなりあせった。
40分以内には、JR福原駅へどうしても行かなければならない。
電車を1本乗り過ごすと、さらに1時間待たないとならなくなる。
水戸線は、11時から15時にかけて、1時間に1本しか電車が来ないのだ。
これに加えて、福原駅の周辺は片田舎で、デパート、図書館など時間をつぶしやすい場所がまったくないから、やっかいだ。
(なにがなんでも乗りはぐるわけにはいかんっ。蕎麦を早く出してくれっ!)
と祈る気持ちであった。
だが、私の心情とは裏腹に、蕎麦はなかなか出て来てくれない。
先客の老人が、鍋焼きうどんを注文。これの調理に手間がかかったからだ。
注文から15分たち、ようやく天ぷらそばが出てきた。
(10分以内に食べれば、電車に間に合う!)
私は、勢いよく食べ始めた。
蕎麦を食べてみると、結構苦みがある。
蕎麦本来の味が楽しめる。
色んな天ぷらが入っていた。
その中では、パキパキした食感の蓮根の天ぷらが一番美味かった。
あと、梨を何かに漬けて、軟らかくしたデザートが付いていた。
これも、美味かった。
850円の割に色んな天ぷらが入り、ミニデザートも付いている。
コストパフォーマンスの良さが感じられた蕎麦屋だった。
なお、電車にはなんとか間に合った。
そば処井がわ
住所 茨城県笠間市福原2123-4
●アクセス JR水戸線福原駅出て、徒歩1分
●火曜日休み