日本の珍スポット番外編 豪雨に消えた錦晴殿 | 話のコレクション

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食べ歩き、旅行、散歩を中心に記事にします。が、それらに行けぬ時は、古今東西の興味深い話を記事にします。

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   読者の皆さん、まずは上の画像を見てほしい。
 この建物は、何だと思われたか?
 
 金閣寺?
 
 しかし、これは金閣寺ではない。
 愛媛県の奥道後温泉に、かってあった錦晴殿(きんせいでん)という建物である。
 
 錦晴殿は、金閣寺の物真似建物として、1966年に造られた。
 純金を15㎏も使い、かかった工費は1億7000万円(当時)であったという。
 
 以来、奥道後温泉のシンボルであった。
 石手川の清流に映し出された錦晴殿の姿は、
 「見事だ」
という評判もあった。
 
 物真似建物だとはいえ、観光者からけっして低く見られていたわけではない。
 
 しかし、2001年に豪雨にあうと、全壊。
 錦晴殿が建っていた所は、今や空き地の状態である。
 再建する計画は、まったくない。
 
 また、既に存在していた事すら人々に忘れられてきたようで、ネット上の情報、画像も少なくなってしまっている。
 
 ちなみに錦晴殿の話をブログの記事にするのは、これで2度目。
 1度目は、2010年に書いている。
 
 今回、珍スポットシリーズに記事を入れんが為、また書いた。