八畳間に鏡を置くと・・・ 戦前、こんな話が、国民に流布していた。 八畳間を閉め切り、隅に鏡を置く。 そして、その鏡をのぞけば、自分の将来の姿が見えるーーー。 おそらく当時、この噂を信じ「怖い物見たさ」で、やってみた人は、たくさんいたのではなかろうか? 誰しも、将来には、夢や希望を持つが、同時に、おそれ、不安も持つ。 これは、その心理が働いてできた噂、都市伝説の類であったろう。 ところで、なんで四畳半や六畳ではだめで、八畳なのか? その理由は、今もって不明である。