森林火災を奇跡的に生き延びたコアラ | 話のコレクション

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 2015年12月25日の事である。
 オーストラリアのビクトリア州で、森林火災があった。
 
 その二日後、消防隊員が、気を失っているコアラを発見した。
 
 警察官が看病すると、このコアラはすぐに元気を取り戻し、好物のユーカリの葉を食せるほど、体調回復した。
 森林火災で、奇跡的に助かったこのコアラは、
 
 「コアラ巡査」(Constable K.Bear)
 
と、名付けられ、オーストラリア国民の注目を浴びた。
 
 日本では、山火事が起こっても、焼け出されたタヌキは話題にならない。
 
 ところが、オーストラリアの場合、森林火災で奇跡的に助かったコアラが出ようものなら、ずいぶん話題になる。
 インドネシアだって、大規模な森林火災があり、オラウータンが焼死したり、逆に奇跡的に助かった時は、世界的に大きな話題になる。
 
 人に貴賤があるように、動物の扱いも種類により、ずいぶん違ってくるのがわかるニュースであった。