映画「家族を想うとき」Sorry We Missed You | 英検1級のその先へ

英検1級のその先へ

翻訳の仕事ができるようになったものの、やればやるほど奥が深い英語道。映画を字幕なしで8割以上理解できたり、英語の本を日本語と変わらないレベルで読めるようになることを目指しています。

少し前に新宿シネマカリテで見た映画 「家族を想うとき」Sorry We Missed You。両作品とも、よき市民が社会や経済の不条理に翻弄されることへの怒りが描かれているのかなと思う。

 

Ken Loach 監督の「私はダニエルブレイク」 I, Daniel Blake (2016)をネットフリックスで見て好きだったので、見に行きました。ダニエルブレイクと同じく、最後も特に救いはなく、悲しい話ですが、83歳の監督がまだ伝えたいことがある、と創った映画とのことで、人々が便利さを追求することで、低賃金で激務を余儀なくされている人がいることや、その家族の苦しみ、このまま誰かの便利な生活を追求することで、誰かの不幸せが作られていっていいのか、と考えさせられます。

 

Sorry We Missed Youとは、不在時にポストに入っている宅配業者の不在通知で、「ご不在の為持ち帰りました」と、通知に記載されている決まり文句で、これが映画の原題です。配達の仕事のせいで、滅多に家にいられない家族の気持ち We miss youの気持ちとかけているのかな。

 

イギリス英語、全然聞き取れない部分もあり、難しいし、BGM的にみる軽い映画ではないけれど、この監督の映画をまた見たいと思います。