劇団四季のアラジンを観たあと、駅に向かっていたらこのポスターを見かけ⋯、パナソニック汐留美術館で開催の「ピクチャレスク陶芸」展を鑑賞。

「ピクチャレスク」⋯というのは「絵画的な」「絵画のように美しい」といった意味を表す美術用語だそうですが、陶芸と絵画が響き合う作品を取り上げた展覧会でした。

富本憲吉さん、バーナード・リーチさん、河井寛次郎さん、濱田庄司さん、北大路魯山人さんなど、錚々たる方々の個性的な作品が並んでいました。

焼き物に、どうやってこのように美しい色や繊細な模様を描き出せたのだろう?⋯と、驚くばかり。
そして感動したのが⋯、解説の言葉が素晴らしいのです。
作品の作り方、作者がその作品を作ることになったきっかけ、作品に込められた思い、作品が生まれたときからその先への展開⋯などが、とても豊かな言葉で表現されていて、作品や作者へのイメージが広がり、深まる。
もちろんその焼物自体で存在感や輝きを放っているけれど、それが一段とこちらの心に響いてくるような⋯。
作品を観て、文章を読んで、また改めて作品を観て⋯、じっくり味わえました。
作品も素敵だったけれど、言葉の力を実感した展覧会でした。