高松市美術館 「谷川俊太郎 絵本百貨展」を楽しむ | 虹がでたなら

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高松2日目、汗だくになりながら栗林公園から歩いて高松市美術館へ。
谷川俊太郎 絵本百貨展という展覧会が開催中。
谷川俊太郎さんの詩や絵本が大好きなので、これは嬉しかったです!

谷川俊太郎さんの絵本を題材に、原画、絵本の映像、朗読、インスタレーション作品などが展示されています。


谷川さんの温かい言葉があふれています。
ことばあそびうたに合わせてケンケンパをするコーナーがあったり。

美しい原画があったり。

おならうたのおうち?があったり。

絵本の世界が広がっています。
谷川さんの朗読もあります。
壁にも絵がいっぱい。
それぞれ絵本も置かれているから、改めて絵本を読んで、深く味わえます。

「ぼく」というこの絵本は、少年の自死を描いていて、切なかった。
戦争をテーマにした絵本もあり、生きること、死ぬことについても考えさせられます。
谷川さんの言葉の世界の豊かさに圧倒されます。

「もこ もこもこ」が、壁いっぱいに映され、谷川俊太郎さんが朗読をしています。
「もこ もこもこ」は私が大好きな絵本で、私なりのリズムでいろいろな子どもたちに読み聞かせてきましたが、谷川さんのリズムはもっともっと楽しいリズムだった!
かないません。あたりまえです。

女性美術家の作品を展示した「駆ける女たち」展も。
個性的な作品があって楽しめました。
特に、イチハラヒロコさんの、「いつも、気にしていた。ずっと、探していた。」…と、文字で表した作品が心に残りました。
その文字のインパクトも、言葉のセンスも。
いろいろな表現の仕方があるのだな…と、しみじみ感じたのでした。
自分にとって、いつも気にしていてずっと探していたもの・または人…とは?…って、どうしたって考えてしまいますよね。
そんなふうに人の心を動かす表現ってすごいな〜と思うのです。