外山滋比古「思考の整理学」 | 虹がでたなら

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外山滋比古「思考の整理学」

考える…ということについて考えさせられる本。
印象的だったのは、「考え」というのは、少し寝かせてみると良い、との話。
英語には「一晩寝て考える」(sleep over)という成句があるそうです。
発見は朝を好むらしい…とのこと。
私は朝目覚ましで起きて、そこから10分後のスヌーズを2回繰り返して20分後に起き上がるのですが、その間、その日の仕事のことをあれこれ考えます。
…というか、考えてしまう…というか。

あとは、走っているときに何かしらひらめくことが多いです。
この本の中でも、ものを考えるのには、
「いくらか拘束されていて他のことをしようにもできない。しかも、今していることは、とくに心をわずらわすほどのこともない。心は遊んでいる。こういう状態が創造的思考にもっとも適している」
とあり、私に関しては、それが走っているときかなと思います。

それから、知識を集めるときにはカードやノートに記録をして、何段階かかけて整理していくことの大切さが述べられていました。
私の父が記録魔でした。
気になった本とか、料理番組で見たレシピとかは単語帳に記録。
研究分野に関することはカードに記録。
書斎の棚の引き出しにはカードがぎっしり。

私の記録の方法はこの3つ。
単語帳は父が買いためてあったもので、これにはやはり、ほしい本とか、行きたい場所とか、気になる人の名前などをメモしています。
そして白いメモ帳は、言葉集めノート。
本や映画、ドラマなどで気になった文章やセリフ、自分で思いついたフレーズなどを書き留めてあります。
で、自分が文章を描くときの参考にしています。
そして青いノートは日々の記録。
職場での出来事、電話でのやりとり、研修を受けた内容などなど。
ルーズリーフなので、あとで分けて整理します。

とか言っても、私が考えることとかひらめくこととかは、たわいもないなことなのですが。