「コンクリートユートピア」 | 虹がでたなら

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今年初の映画は、「コンクリートユートピア」を観ました。
イ・ビョンホンさん主演。
昨年の1月も、イ・ビョンホンさんの映画「非常宣言」を観てハラハラしたけれど、これもまた緊張感のある物語でした。

世界を襲った大災害により、一瞬でソウルの町は廃墟に…。
その中で唯一崩れなかったマンションが…。
寒さの中、助けを求めに押し寄せる人々と、自分たちのマンションを守ろうとする住民たち。
マンションを守るため住民たちは団結し、代表として、イ・ビョンホンさん演じるヨンタクを選ぶ。
ヨンタクは、次第にリーダーとして活躍する。
食料がなくなり、極限状態となっていくなかでヨンタクは次第に狂気を帯びてくる。
ヨンタクに傾倒していく、パク・ソジュンさん演じるミンソンと、疑いを抱く、パク・ボヨンさん演じる妻・ミョンファ。
そして明らかになるミンソンの正体…。

追い詰められたとき、命の危機にさらされたとき、自分だってどんな選択をしてしまうか分からない。
どの人も責めることなどできない…。
どのような結末を迎えるのか、最後までハラハラ。
目が離せない、そして、体に力が入ってしまう映画でした。

唯一の善意の人、ミョンファの瞳から涙がこぼれ落ちるシーンが印象的でした。