原田マハ「〈あの絵〉のまえで」 | 虹がでたなら

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原田マハ「〈あの絵〉のまえで」
母親、恋人、憧れていた先輩、祖母、亡くなった息子…。
大切な人、忘れられない人との切ない思い出に寄り添う絵。

ゴッホ、ピカソ、セザンヌ、クリムト、東山魁夷…、物語に登場して大きな意味をもつ作品について一つ一つ、小説の内容とからめて最後に解説があります。
画家について、作品について、小説についての印象が深まります。
素敵な構成。
ちょっと切なくて温かい。
どれも国内の美術館で観られる作品なので、この本を持って、訪ねてみたいです。