北山建穂「四季彩図鑑」以前、新聞で紹介されていたのを読んで、買ってみました。北山建穂さんの「四季彩図鑑」。日光出身の北山さんが、日光の風景を中心に撮影した写真で、日本の「色」を表現しています。四季折々の日光が本当に美しい。そして、色を現す日本語の表現の豊かさに驚き、感動します。こんな素敵な言葉があるんだ…と、ページをめくるごとにときめきます。冬の戦場ヶ原の朝焼けの風景。この赤味がかった黄色は、「不言色(いわぬいろ)」と言うそうです。日光の丁字の滝は「紫水晶」、奥日光の夜明けは「葵色」。自然の中に、こうした美しい色が生まれる瞬間を見つけ、それを逃さずに写真にとらえた北山さんの感性も素晴らしいと思います。日光への愛も感じます!