ご本人が実際の闘病生活を書いた本です。
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この方がかかったのは、「筋膜炎脂肪織炎症候群」…というとても珍しい病気。
体中がちょっと触れるだけでとにかく痛いらしいです。
身体は動かせず、熱が出て、想像するだけでつらい。
とても珍しい病気のため、なかなか診断がつかず、そんなつらい状態のまま1年間も病院をさまよう。
やっと神様のようなお医者様にめぐり会ってからも、まだつらい検査や治療が続く。
退院を決めてからは、福祉制度との大変なやりとりが続く。
これでもか、と、困難が続き、読んでいるだけで身体も胸も痛むよう。
つらいつらい闘病生活の中で、医療においても、福祉においても、日々の暮らしにおいても、やはり人を救うのは「人」なのだ…と、感じた。
「人」の思いやり。
相手の立場に立って考えられるかどうか。
特に、自分の病気をさておいても、作者のために尽くしてくれる思いやりにあふれた男性の存在に、希望を感じました。
相手の気持ちや痛みを想像し、共感し、寄り添う。
そんな人がいるといい。
…し、
そんな人になれるといい。