生き生きした野菜がおいしくて買いに行くのですが、おしゃべりするのも楽しく、ついつい長居してしまいます。
先日はあんまりのんびりしていたら、向かいのレストラン、ル・クールの方がお茶を届けてくださいました。
感激!素敵です。
食べに行かなくちゃ!!
このお店でごぼうを売っているのですが、その畑の写真を見て、スケールの大きさにびっくり!
葉っぱが大きくて1メートルくらいの高さがあります。
その下に、長いごぼうが埋まっているのですからね…。
全部の長さは私の身長より長い。
ごぼうがどんなふうに育っているのかなんて、見たことも考えたこともなかったです。
これは、見てみたい!!
…と思ってしまったら、もう行かずにはいられません!
自転車で。
OHACOの店長さんに場所と道を教えてもらい…、壬生町に向かいます。
佐野から岩舟…と、思いの外アップダウンのある道を走って行くと…。
次々現れるこの看板。

佐野、栃木、どちらと合併するかで揺れる岩舟町。
以前は、「賛成」と「反対」とだけ書いた看板がず~っと並んでいて、「何に?」…と驚きました。
今回は、高速道路沿いに走って行ったので、珍しく、迷わずご自宅に到着!
冷蔵庫に保管しているごぼうや、ごぼうの種を見せていただきました。

ごぼうの種…初めて見ました。
オブラートでできたテープの中に、等間隔で並んでいます。
これを畑に植えるそうですが、その蒔く時期のちょっとしたタイミングで、出来が違ったり、全くできなかったりするそうです。
ほんの数日のズレで、その一年を棒にふってしまうかもしれない…なんて、本当に難しい仕事なんですね。
そしてここで!
この方も自転車乗りであることが判明!
かなり感動しました。
見せていただいた自転車が、無茶苦茶カッコいい!
取り替えっこして乗って帰りたいくらいでした。
そして畑に。
畑まででピタリ40キロでした。
ちょうど収穫中。
…なので、見てみたかった大きな葉っぱは刈った後でした。
でも、ちょうど収穫の様子が見られるなんてラッキーです!!
隣の畑の葉っぱを見ると、こんな感じでした。

全体はこんな姿です。

そして花はこんな花。
アザミのようです。

葉っぱが大きくなると、そちらに栄養が行ってしまうので、その前に収穫するそうです。
そして掘り起こしたごぼうたち。
おばさまたちが集めては束ねています。
ずっと中腰での作業…。
大変なことと思います。


ごぼうは連作ができないそうです。
一回収穫したら次の畑へ。
その都度、条件が異なるわけですから、難しい、とおっしゃっていました。
でも、だから面白い、と。
その他にも、産地に関すること、流通に関すること、OHACOでのいろんな試みのこと…。
たくさんのお話をしてくださいました。
とにかく、初めて見るもの、初めて知ることばかり。
本当に勉強になりました。
早くこのごぼうが食べたいです!!
佐野に戻ってしばらく地元の旗川沿いを走り…。

澄んだ流れに見とれ、

生き物たちに見とれ、

楽しいサイクリングを終え、めでたく100キロ達成です。
それにしても本当に。
この方にしても、OHACOの店長さんにしても、今まで会いに行った陶芸家の方々にしても。
自分がやっていること、やりたいことを、これだ、と自信を持って話せる人は素敵です。
輝いています。
そんな方々のお話が聞けるのはとても楽しいです。
見たいものを見に行く。
会いたい人に会いに行く。
大好きな自転車で。
こんな幸せなことはありません。