椿に惹かれ | 虹がでたなら

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わくわく・どきどき・しみじみ…なものたち

私の職場は山の突き当たり。
自転車で行くと、残りの2キロが、とどめを刺すような上り坂です。
同僚の車にどんどん抜かれ、ヘロヘロになりながらラストスパートです。

そして坂を上りきると、そこにはご褒美のような見事な椿が待っているのです!
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高さ、7・8メートルはありそうな、大きな木なのです。
毎朝見とれます。
この椿を目指して、頑張ってペダルを踏みます。

これだけ大きく育つまでに、何年くらいかかったのでしょう??

白洲正子さんの「美の遍歴」という本の中にも、椿に関する文章があります。

「もっさりした木に、もっさりした花をつけるが、一輪さして、これほど生きる花もない。」

…ホントです。
一つ一つの花が、しっかり自己主張しています。

そして、椿園の方によると、椿は、日陰の谷間のような所では、花が少ないかわり、色は鮮やかで枝ぶりもよくなるそうです。
…なんてたくましく強い。

ところで。
焼き物には椿が似合います。

多治見で買った器。
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煮豆や、ちょっとした和え物などを盛るのにぴったりです。

益子で買ったマグカップ。虹がでたなら-2011040113180000.jpg

柔らかい色合いで、和みます。
忙しい仕事の合間のコーヒーに…。
癒されます。

函館の堂前守人さんの器。虹がでたなら-2011032820050000.jpg

堂前さんの個展で買いました。
堂前さんの作品は、どれも絵やデザインが素敵で、おしゃれ。

これは、高さ9センチほどの小さな一輪ざしですが、本当に可愛らしいです。
ちょっと高かったのですが、欲しかったです!

冬のさみしい色彩の中で、椿の花は温かい気持ちにさせてくれますが、
椿の花をあしらった器も、暮らしを華やかにしてくれます。