病院での出会い | 虹がでたなら

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わくわく・どきどき・しみじみ…なものたち

入院している人のところに、何度かお見舞いに行っていたのですが、
隣のベッドのおじさまと、ちょっとお話するようになりました。

その方は、骨盤を骨折していて動けないのです。
そこで、食事の時に、ベッドを起こしたり倒したりするのをお手伝いしました。

ただ、レバーを回すだけのことなのに、そのおじさまは、すごく申し訳ない…という様子で、
「お姉ちゃん(これは言い過ぎ??)、悪いね-。」
「ありがたいねー。」
「助かるねー。」
と、何度も何度もおっしゃるのです。

それが、とても気持ちのこもった言い方なのです。
こちらが嬉しくなってしまいます。
レバーを回すだけなのに。

そのおじさまに会うのが楽しみで病院に通ったようなものです。

そして、入院していた人が退院する時には、
「あのお姉ちゃんには世話になったねー。ありがとねー。」
と、泣いていらっしゃったそうなのです。

早く元気になってほしいです…。
お祈りしています…。

もう一つ出会いが。
病院の花屋さんをふと見ると、見覚えのある方が…。
ある陸上選手のお母さんでした。

お会いするのはもう何年かぶりです。

お子さんのことや、お互いの近況など楽しくおしゃべりし…、
話しながらもその方はちゃっちゃっと花束を作っていらっしゃいました。

そしておしゃべりが一段落し、私が帰ろうとすると、
「声かけてくれてありがとう」
と言って、そのお花をくれたのです!
嬉しいです!

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ありがとう、と言われるのは本当に嬉しいことですね。
感謝の気持ちを忘れずに…、大切にしたいです。
そしてその気持ちを、ちゃんとことばや態度で、心をこめて伝えよう…としみじみ思いました。