台風21号の被害状況調査その3(田尻町) | 泉南 北村みきのブログ

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平和と民主主義を守り育てていきましょう。

山下よしき参議院議員、たつみコータロー参議院議員と同行した台風21号の被害状況調査、午後からは宮本岳志衆議院議員も加わって、田尻町の視察に行きました。小川ゆうじ町議、吉開育子町議の案内です。

田尻町役場前には、姉妹都市・宮城県大崎市からの災害支援のトラックが。
大崎市には市町村合併前に「田尻町」という自治体があり、当時、同じ田尻町ということで姉妹都市提携を結んだそうです。東日本大震災の時にはこちらの田尻町から支援物資を届け、今回は大崎市から3人のスタッフが交代で運転して15時間かけて、ブルーシート500枚を届けてくださいました。


本当にありがたいなぁと思います。
励まされます。
大崎市の皆さまに感謝します。



田後港から見た関西空港。
被害の全貌がわからないうちの安倍首相の「再開宣言」。
安全面など本当に大丈夫かなぁと心配です。
職員の方々に過酷な負担がかかっているのではと危惧しています。
徹底した調査と安全対策を優先して欲しいです。

被災した農業用ハウスのビニール加工工場でお話を伺いました。
画像は、強風でシャッターが破壊され、吹き込んだ風により天井が上下に動いて、パネルが落ちた箇所です。


窓ガラスが割れるかもしれない、天井パネルが落ちてくるかもしれない。工場内のどこにいたら安全かわからないくらいの恐怖で、逃げまどい、「一人で死ぬのは嫌だ」と家族で固まって耐えた1時間。生きた心地がしなかったと思われます。

西日本一帯にシェアを持っていて、「秋の作付けの苗を風雨から守るため、早く製品を届けて欲しい」と注文が殺到しています。幸い機械とPCは無事でした。
材料のビニールシートのロールの、吹き込んだ雨で汚れた部分は廃棄しなければなりません。
それでも、こちらの工場の操業を停止せず続けるということは、つまりは西日本の農家を守っていることなんだと思うと、本当に頭が下がります。
みなさんが安心して操業できるように、政治ががんばらなければなりません。

(つづく)