ウェブトゥーン連載中の韓国版の和訳です。

日本語版からはネタバレになりますのでご注意を。 

 

以下542話訳です。

 

 

ジンラン:現チャンピオンに挑戦を申し込む。

 

【1世代 釜山の王 「狼」】

 

 

バスコ・埼玉:〔すごい威圧感だ。登場した瞬間この場を圧倒した。他の奴らとは根本から違う。やはり、本物の王は違うということか!〕

 

埼玉:〔ちくしょう、奴の威圧感で動けやしねえ!あんな奴を前に動ける奴がいるかよ!〕

 

(だが気負いもせずイケ蛍介がスッと前に出る)

 

イ蛍介:初めまして。

 

埼玉:〔動けるのか!?〕

 

イ蛍介:あなたがジンラン?どうしても話さなければならないことがあります。

 

ジンラン:俺に話したいこと?

 

イ蛍介:その前に、少し待っていてください。まだ戦いが終わってない。今の状況を僕は見過ごすわけにいかない。あなたの挑戦はあの男を倒してから受けましょう。あなただってここで終わるのは納得いかないでしょう?ペク・サン。

 

流星:終わらせるって何言ってんだ、お前は退いてろ。奴は俺が引き受ける。

 

イ蛍介:流星!

 

流星:俺だって四宮のダチだ、お前だけが頭にきてんじゃねえ。それに一番大事なことだが、今、アライドの隊長はお前だ。お前は小さい蛍介の代わりに隊長として来たんだろ。たかがNo.2を倒すのに体力を使うんじゃねえ。

 

ペク:…たかがNo.2?

 

流星:アライドの隊長はジンラン派の隊長を受け持て。ジンラン派No.2はアライドのNo.2が引き受ける。

 

ペク:自信だけはNo.1やな。

 

流星:自信?実力もNo.1だぜ。面倒だからやんねーだけだ。

 

(ペク・サンに殴りかかる)

 

ペク:〔速い。ボクサーか?バランスがいい。一日二日の鍛錬じゃないな。自信がある理由はわかった、まっすぐに道を歩んできた正統派ボクサー〕だが簡単にはいかん。

 

流星:何?

 

(割れた瓶で流星の顔を突き刺す)

 

ペク:まっすぐな奴らは戦い方を知らんからな。

 

(流星はレンガでそれを防いでいた)

 

流星:誰がまっすぐだって?

 

ペク:〔備えていた?!〕…ほう、備えてたか。

 

流星:簡単だよ、俺にもお前みたいな時があってな。ただ勝利だけを渇望してた時が。

勝つために手段と方法を選ばなかった時。だが今は違う、そんな勝利は永遠にあり得ない。俺は自分の光を見つけたからだ!

 

(流星の渾身のパンチを腕で防ぐペク・サン)

 

ペク:…残念やな、俺に教わってたなら今よりもっと強なっとったのに。

 

流星:俺より強いみたいな言い方だな。

 

ペク:…何や?違うとでも言うんか?

 

(足で水しぶきを掛けるペク)

 

流星:サメの歯。まだ俺たちに見せてねえよな、全力を。

 

(ペク・サンの周りを高速で動き回る流星)

 

門馬:…驚いた、あれが2世代の速さなのか?まるで池宮将功が生きているようだ。

 

池宮:拙僧はまだ死んでませんが。

 

門馬:残念だな。

 

池宮:でもその表現は的を射ていますね。

 

門馬:というと?

 

池宮:池宮将功が生きているようだ。門馬達治が生きているようだ。そう、我々は生き続けるのです。弟子たちの悟りの中で。

 

(流星の拳が、受けたペク・サンの腕を突き破りその顔にめり込む)

 

池宮:私の分身が成長するのはうれしいことです。

 

(驚く埼玉とバスコ)

 

埼玉:〔ガードを突き破った。地域の王クラスというあの男を!単身で圧倒している!流星はあんなに成長しているのか!?俺たちの知っていたあいつとは違うのか?!〕

 

(数発のパンチを受けた後、その攻撃を軽くいなして顔面にお返しのパンチを打つペク)

 

ペク:調子乗んな。お前とは踏んできた場数が違うんや。

 

流星:踏めばいいんだろ。

 

ペク:何?

 

流星:俺たちはこれからが始まりなんだ。〔池宮カウンター〕

 

(ペクの拳をかわしカウンターを打ち当てる)

 

ペク:踏ませへん。

 

(その拳にペクのサメの歯が突き刺さる)

 

ペク:伊崎の犬は今日ここで一人残らず死ぬんや。

 

流星:クアアアア!!!

 

(流星の拳に嚙みついたまま、ペクの拳が流星の顔にめり込む)

 

ペク:金城湯地、歯は痛いか?なあ2世代、池宮は間違いやったな。お前は俺の元に来るべきやった!

 

(流星をめちゃくちゃに殴りつける)

 

流星:クソが。苦労して見つけた光だ。

 

(いつの間にか流星の足がペクの胴を締め上げていた)

 

流星:甘言をささやかれても、この光は二度と見失わない。〔ボクシング。下半身〕

北原流星だよ。金城湯地大邱の王、クソ坊主、池宮将功の弟子、北原流星だ!!!

 

(足の力でペクを動けなくし、馬乗りでパンチを浴びせまくる)

 

流星:俺は今日も勝ってやる。

 

ペク:面白い、かかって来いよ。

 

(その時横から埼玉がペクを蹴り飛ばす)

 

埼玉:来たぜ。ボクシングカス野郎、サメの歯は俺の相手だっつったろ。

 

ペク:かわいい奴ら、また2対1か?かかって…

 

(その顔にバスコの膝蹴りがめり込む)

 

バスコ:1対1だ。俺が先に戦う、さっき言っただろう。

 

流星:おい邪魔すんなキチガイ!!!今そんなこと重要じゃねえだろ!

 

埼玉:重要なんだよ、ボクシングカス野郎が勝ちそうだっ…

 

(その時埼玉の脇腹をジンランのものすごいパンチが襲う)

 

ジンラン:人の喧嘩に割り込むもんやない。

 

バスコ:グラサン!!!

 

(バスコを一撃で吹っ飛ばすジンラン)

 

ジンラン:お前もや。

 

流星:いったいどういう…!

 

(流星も一撃で地面に沈められる)

 

ジンラン:ったく2世代は礼儀がなってへんな。長谷川蛍介とか言うたか。礼儀のない

ダチどもやな。ペク・サン、靴ひもがほどけたようやな。ゆっくり結びなおせ。

 

(かばうようにペク・サンの前に立つジンラン。その前に歩み出る池宮)

 

池宮:南無阿弥陀仏、我らがクソジンラン菩薩様。今何をしておいでで?

 

(マッチを擦り火をつけた煙草を吸う池宮)

 

池宮:ああ、誤解なさらぬよう。決して弟子が殴られて怒っているわけではないので。どうやら私の戦いになりそうです、入るべき時とべきでない時をわきまえてくださいね、クソ馬達治。

 

門馬:それはお前が決めることじゃねえ。狼が選ぶんだ。

 

ジンラン:門馬、池宮。久しぶりに見る顔やな。だが理解できん、俺がなんで伊崎に負けた奴らの相手せなあかんのや?刑務所で聞いたぞ、訪ねて来た伊崎に無残にやられたらしいな。そのうえ伊崎の犬になって釜山くんだりまで俺たちにケンカ売りに来るとは。伊崎に負けたお前らが、一人ずつ戦って俺を倒せるとでも?

まさか、王なら皆同レベルやとでも思っとんのか?

 

【1世代 釜山の王 狼「ジンラン」】

 

門馬:…誤解してるようだが、俺たちは伊崎の犬として来たんじゃねえ。

 

池宮:聞きもせずそんなことを、今の言葉は聞き捨てなりませんな。

 

(怒り心頭で服を破り脱ぐ二人)

 

池宮:釜山一人で耐えられますか?大邱と安山を。

 

【1世代 安山の王 極限の拳「門馬達治」】

【1世代 大邱の王 金城湯地「池宮将功」】

 

 

542話 終わり。