絶対音感と転調 | 発達障害ピアノレッスン【My Piano room】ピアノ教室 千葉県 市川市 船橋市

発達障害ピアノレッスン【My Piano room】ピアノ教室 千葉県 市川市 船橋市

0歳〜大人、趣味〜保育士を目指す方、プロレベルの方まで。発達障害児さんのためのピアノコース。千葉県市川市、船橋市からも通えます。知育音楽でIQが上がる!お子さまの「出来た!」を引き出すピアノ教室です。

今日はモーツァルトのソナタを弾いている生徒さん。
途中、再現部の所で、わずかワンフレーズでどんどん転調してくる場所がありました。

・・転調。
これ、絶対音感を持っている人には、とても苦手です(汗

なぜなんでしょう。。。

単純に楽譜を見れば、音は分かります。
何の音を弾いているのか、何の音が書かれているのか。
でも、それだけで終わってしまう事が多いです。
その「音」だけが聴こえてくるから、なのではないかと想います。

「ドレミファソ」と鳴ったら、「ドレミファソ」としか聴こえて来ません。
そこに「元気なドレミファソ」「大人しいドレミファソ」「暗いドレミファソ」があったとしても、
絶対音感の耳には「ドレミファソ」という『言語』しか聴く事が出来ないんですね。
絶対音感は左脳で聴き取っているので、明るいや暗いなどの音色の変化が聴こえて来ないんです。。


もちろん、絶対音感保持者の中には、聴こえる人もいると想います♪
全員がそうではないことを書いておきます^^


今日は、そのあたりを踏まえながら、アナリーゼ♪
このフレーズは何調の何度でしょう?そして次のフレーズは?
右手も左手も、メロディーの追いかけっこなので、調や度数を調べるのはとても難しいのですが。。。
これが、和音があったら、分かりやすいのですが、そこには和音は出て来ません。
なので、「その調の度数の和音の音を想像しながら」そのフレーズは弾かなければならないんですね。
弾かなければならない、と書いてしまいましたが、決してこれは決めつけな訳ではないです。
その度数を想像しながら弾いた方が、弾いている方も聴いている方も、楽しく面白く聴く事が出来る、というだけです^^


しかし、そうやって楽譜を見て行くと、面白い事がたくさん発見されます♪
1つ1つの音は無意味に並んでいる訳ではないんですね。
1つ1つの音符にしっかりと「意味」があって、それを分かって弾いた方が、
面白いです^^