熊本地震から、後5日で4ヶ月。
早いのか遅いのか、未だわからない。
震災後の被災建物・住宅を見て思っていることを、久しぶりに書き込んでみます。
被災建物の修復工事を見ていて、
1:従前の建物と同じになるように修復工事を行う。
2:従前の建物への修復工事に追加すること、耐震強度を上げる工事も一緒に行う。
2の場合の工事は、工事業者に専門知識を有することが前提だが、施主、依頼者にも、
耐震補強の意識が必要になる。
被災した場所、程度によりけりだが、私への、ご相談が有った依頼者には、まず、2の
耐震補強も同時に行う場合の見積りを工事業者に依頼することを勧めている。
また、同時に1の見積りも、依頼をお願いしている。
こういった、見積り以来は、工事業者の真剣度が解り、また力量も解る。
結論は、圧倒的に熊本に多い、在来工法では、1,2、の見積り金額に、
びっくりするような金額差は出ないことである。
もちろん、工事業者が提案する2の見積りの耐震補強の内容にもよるが。
被災した戸建住宅を修復するにあたり、被災修復と耐震補強を同時に行う
ことで、工事が二度手間にならない場合が多く、その分別々にするより安く
出来る。
こういったことを、考えられている建物所有者も多くおられることを、私は
うれしく思っています。