今回の被災建物の修理にかかる借入金について書込します。
まず、
住宅ローンについて
借入が有る場合、住宅ローンは被災の有無に関係なく、期日になれば、通帳より引き落とされます。
被災により、その返済が出来ないと思ったら、直ちにその金融機関(銀行等)へ相談に行ってください。
その時に、現在おかれている状況、今後の返済可能な金額を金融機関と協議し、返済金額の減額
交渉を行ってください。出来る限り金融機関には、返済分の元金を減らしてもらい、借入利率は、
現状、又は低利にて交渉してください。元金返済が厳しいときは、利息相当分の返済で交渉する
方法もあります。
当然に被災家屋の修繕には新たな借入金の発生する場合があります。
このことを、マスコミ報道等では「二重ローン」と呼んでいます。
二重ローンとは、
①今までの住宅ローン、②修繕等の為の新たな借入
この二つの借入が二重になるために、「二重ローン」と呼んでいます。
当然に、②の新たなローンは安いにこしたことは有りません。
そこで、安いとは何か?
ⅰ:借入金そのものの金額(元金)が少額
ⅱ:金融機関の貸出金利が低利である。
ⅲ:保証料等の別途費用の発生の有無。
このⅰからⅲまでの合計金額を、いかに最小化するかを、必ず検討してください。
この検討は複数の金融機関の比較を行ってください。
①の住宅ローンを借り入れしてる金融機関を、今の段階で変更するのは、あまりお勧めしませんが、
②の修繕のための新たな借入は、どこの金融機関でも構いません。
現在、熊本にて営業されている銀行、信金等では、今回の熊本地震の被災者の為の
「災害復旧ローン」の商品を作られています。
必ず、複数の金融機関に行かれパンフレットを貰われ検討されたり、ホームページ等で検討されたり
してください。
最後に、借入できる金額と返済できる金額は違います。
借入は、慎重に行ってください。
ご不明な点が、ございましたら遠慮無く、ご相談ください。