昨日、広島でラブホテルが火災した。
7名の死亡者が出ているそうです。
今朝の新聞、テレビでは建物の欠陥や行政指導の勧告無視がクローズアップされている。
熊本在住の私は「大洋デパート火災」と繋がった。ご冥福をお祈り申し上げます。
今朝のテレビの報道の中で、「1960年最初は木造2階建の雀荘として使われ、以後1970年代
に隣に鉄筋3階建を新築増築しラブホテルに変更された」と表現されていた。
現在の法律では違法だが、当時の法律では違反無し。
こういった建物を「既存不適格建築物」と、専門用語では云う。
つまり、建物そのものが存在するのは、現在の法律では許される。
ただし、使用方法や運用には、現行の法律が適用される。
ここに、問題が有ると思える。これを解決する糸口は、
建物所有者には重い社会的責任と行政側には、より強い指導力が求められる。
しかし、両者の倫理観に頼るだけでは、問題の解決には至らない。
専門家では無い、一般人は解らないことがたくさんある。
この存在と運用の問題の同居はラブホテルに限った事ではない。
古い雑居ビル、用途変更が相次いだビル等も同じような問題を持っている可能性が有る。
貴方が何気なく出入りしている建物もその危険性が有るかもしれません。
この機会に建物所有者の方は一度、専門家に現状を再点検、見直しをしてみたら
どうでしょうか?
「特殊建築物等定期調査、消防定期点検等」確かに行政が課してる検査は有りますが、
帳面消しでの検査では無く、本来の目的に則した責任有る運用方法が官民共に望まれます。
商業用、事業用建物を、お持ちの皆様、再度、自分の所有する建物についてご検討下さい。
(コメント内容は5月14日朝までに知り得た情報によります。)