センター試験の数学で見かける 命題の問題
実数x,yについて,x2+y2=0であることは xy=0であるための[ ア ]である。
選択肢
①必要条件であるが十分条件ではない。
②十分条件であるが必要条件ではない。
③必要十分条件である。
④必要条件でも十分条件でもない。
x2+y2=0 を同値(同じ意味の言葉)で置き換えると x=0かつy=0
このような置き換えができないと,正解にたどり着けません。
したがって x=0かつy=0 →(ならば) xy=0 は常に正しいですが
逆に xy=0 → x=0かつy=0 は常に正しいとは限りません,なぜなら,xy=0のとき x=1,y=0でもかまわないからです。
解答は
x2+y2=0 → xy=0 は常に成り立つ(真)
x2+y2=0 ← xy=0 は成り立たないことがある(偽)
→はOKのときは十分条件
←がOkのときは必要条件なので
答は② です。
必要や十分は日常会話で使います。
「遠足にいくのに1000円持っていけば十分だ」
こう言われたら,1000円を持って行きます。これを数学的にいうと
「1000円は遠足に行くための十分条件」
また,「遠足にいくのに1000円は必要です。」
といわれたら,1000円では心配なので 2000円ぐらいもって行きます。
数学的には「1000円は遠足に行くための必要条件」という表現になります。
数学の必要条件,十分条件と日常使われる必要,十分は同じ意味ですが,試験場でいちいち考えていたら100%混乱してしまいます。
p→q「pはqであるための十分条件」
p←q「pはqであるための必要条件」
と覚えておきましょう。