能楽鑑賞は「竹生島」からスタート&波兎の縁起物 | 本質が活きる・みちひらきコーチング☆室井奈実

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国立能楽堂で今年初の能楽鑑賞でした。
いつもながら清々しい舞台です。

 

お正月飾りも立派でした。

鏡開きの時には
何人分のお汁粉ができるのだろう?と
妄想しましたよ。

 

新春能の演目は「竹生島」です。

新年なので
神事(かむごと)の華やかな演目で
スタートです。

 

竹生島で満月の夜、
月明かりが降り注ぐ下で
天界の弁財天が
私たちの諸願を叶える舞を
優雅に舞い、

琵琶湖(下界)に眠る龍神が
波立つ湖上から現れ、
この国を鎮護するための祈りの舞を
舞うという華やかな演目です。


お宮から現れた辯財天の姿が
透明度が高くとても美しかった。

 

天界の純度が高いエネルギーが
表現されていました。


一方、湖水から現れた下界の
龍神は赤色で力強く舞う。

 

私たちを護ってくれる
存在なのが良く分かります。

龍神と辨財天の装束が紅白で
おめでたいのです。

そう言えば神事は
夜〜月明かりの下で
行われるのでしたね。


琵琶湖という日本のど真ん中で、
天・地・人
天界と下界のエネルギーと
私たち人間が調和されながら
この国の安泰があることを
教えてくれています。

 

 

波兎の図柄と竹生島

 

もう1つ興味深いのが
『波兎』の柄が

『竹生島』という名について、

前半の話の中で
竹生島までの船から見える景色を
詠った謡曲が有名で

「緑樹影に沈んで、
魚木に登る気色あり。
月海上に浮かんでは、
兎も波を走るか」


(美しい湖水に竹生島の木々が映り
 魚が樹木を登るように見える。
 湖上に月が浮かべば、
 月に住むうさぎも
 波を走ることだろう)
と謳われた。

 


謡は聴いているだけで
目に浮かんでくるほど
美しいものでした。
イマジネーション全開です。

 

 

 

 

この一節は
和皿などによくある「波兎」
兎が波の上で跳ねている絵柄の
起源となっています。
『波兎』=『竹生島』という
名前がつきました。
縁起がいい図柄とされています。


今年の干支『卯・うさぎ』に絡めて
おめでたい演目をだったのも
イキに感じました。

しかも昨日は満月でしたから
ピッタリですね。

 

 

7月に参拝した竹生島の辨財天


神さま事とお能の演目。
いにしえの教えや世界観を
現代へ活かしていく。

私が好きな事がどんどん繋がり、
また新たな世界が広がるのでした。

私の人生のテーマの1つになります。


 

昨日は人日の節供でしたので
主人にお土産は
仙太郎さんの「七草まんじゅう」です。

パクっと一口でした(笑)

今年はいくつ観劇ができるかな?

いい曲に当たればいいな。

まだまだ知らない世界に
どんどん触れていきたいと思うのです。



親愛を込めて!
With Joy & Love~
ハート