Tubaという楽器は比較的歴史の浅い楽器ですが、低音楽器をいう意味では、Serpentまでさかのぼることが出来ます。
Serprnt(セルパン)とは蛇という意味で、その名の通りグネグネと曲がっています。これにより管をながくして低音に対応しています。楽器自体は木製ですが唇の振動を使って演奏するという点で金管楽器に属します。
Serpentが木製であるのに対して金属で作製されたのがOpicleideです。Ophicleideは先日書いたように穿孔型の楽器で、バルブ型のものもありますが、それはバルブシステム発明後に作製されたものでしょう
産業革命によりバルブシステムが発明し普及したことによりBombardonが発明されました。このBombardonという語は、楽器名というよりは、もっと広い意味でバルブの低音楽器というニュアンスで使用されている地域もあります。実際、ユーフォニアムの事をBombardonという所もあるようです。
バルブシステムの発展により現在のピストンバルブに近いBerlin valveが発明され、それを使用して特許取得したモーリッツにより考案されたのがMoritz Tubaです。
その後、ロータリーバルブが開発され、オーケストラではWiener Tubaが主流となっていきました。オーケストラでは、他の楽器群と親和性が良く、艶やかな音色が好まれ、音域的にもF管が多く用いられました。
さて、他方、Millitary Band(軍楽隊)からもバルブ楽器が発展しました。それが、少し前に記事としたsaxhorn属のcontrabass saxhornから発展したcontrabass tubaです。やや粗野な音ながらどっしりとした低音で、屋外でもよく響く楽器が求められました。sousaphoneの先祖であるheliconbassも、行進に便利という事でMillitary Bandから発展しています。
現在のTubaは、楽器製造技術の進歩によりオーケストラでも、使用可能な音質と音域を確保しています
