Art of Music Instrumentのホームページに「Gazzo/Taraffo-style harp guitar
」を追加しました。
- ジェノヴァの製作者 Cesare Candi による楽器で、現存情報は書籍『Cesare Candi Liutaio – I Liutai Candi』掲載の写真のみ。
- 製作年代は不明で、推定時期は1890年代半ばから1900年代後半の範囲とされる。
- この楽器は、ジェノヴァの楽器製作者 Giuseppe Gazzo が製作した楽器群との類似性が認められている。
- チェーザレ・カンディと弟の Oreste Candi、およびガッツォは、いずれもタラッフォの活動初期に同じジェノヴァで活動していた。
- カンディの楽器とガッツォの楽器の間には設計上の関連が見られるが、どちらが影響を与えたかは不明。
- パリで発見された12コース・ハープマンドリンにはカンディの楽器との類似点があり、イタリア人製作者による関連作品である可能性が指摘されている。
- さらに別のギターについても、同系統の楽器である可能性があるが、詳細は未確認。
- ガッツォ以外の製作者も、ガッツォの設計に類似したハープギターやその派生型を製作していた。
- カンディ兄弟は、そのような関連製作者の一例とされる。
- 研究の目的は、ガッツォ/タラッフォ系ハープギターの起源、成立時期、成立場所、および成立経緯を解明することにある。
- 現在も研究は継続中であり、これらの疑問に対する確定的な結論は得られていない。
- 関連する写真、楽器資料、記録、証言などの情報提供が呼びかけられている。
- ここでいう「タラッフォ」とは、イタリア・ジェノヴァ出身のギタリスト、Pasquale Taraffo のことです。
タラッフォとは
1887年にジェノヴァで生まれた演奏家。
通常のギターではなく、14弦のハープギター(Chitarra-Arpa)を演奏したことで有名。卓越した技巧から「ギターのパガニーニ」と呼ばれた。
ヨーロッパや南米で広く演奏活動を行い、1937年に南米公演中に亡くなった。
