TOKYO ECO & ORGANIC LIFE

      福島県三春の滝桜と山々 

 

 

東日本は福島原発事故による放射能汚染、西日本は中国からの大気汚染物質の飛来と、日本列島は東も西も汚染だらけで、いったいどこに住めばいいのかと思うくらい安心して住める場所が少なくなってしまいました。

 

友人が旦那様の仕事の都合で香港へ引っ越したのは1年前でしたが、あんなに元気だった4歳の息子が喘息になってしまい、旦那様を残し友人である母親と息子だけたった4ヶ月の滞在で帰国しました。香港では診察も数週間待ちで、医者にかかるたびに一時帰国していたことも完全帰国した理由だったようです。

 

 

約15年前から会社の仲間内で、香港に駐在すると子供が喘息になることは周知の事実でした。同じ会社の外国人が香港へ転勤になり案の定子供が喘息になったり、体調が悪くなったりしていました。会社の計らいで、香港から次はシンガポールへ異動したなんて話はよく耳にしていました。

 

子供の喘息の原因はもちろん陸続きの中国からの大気汚染。そのくらい中国大陸、特に工場の多い広東省の大気汚染は以前から酷くて、粗悪なオイルを使用した工場の排煙やディーゼル車の排気ガスなどの影響により、香港も大分前から大気汚染が深刻化していました。西日本もとうとう香港並みの大気汚染地域になってしまい、中国からの環境汚染の観点から言うと、面積が狭い日本には、中国は目の上のたんこぶそのもの。

 

 

東日本は線量は少し減ったものの、放射能が未だに拡散している事は誰にも止められないですし、この季節は、放射性物質が混じった花粉が飛来しているようですから、もう日本列島に安心して住める土地は皆無に等しいのかもしれません。

 

こんな状況の中、放射能と大気汚染から身を守るために自分達で出来ることは免疫力をあげる生活をすることです。

 

 

ここで思い出すのが3.11直後に参加した「放射能とこれからの生活」の講座で抗加齢医学専門医青木晃先生 がおっしゃっていたことでした。青木先生は地下鉄サリン事件の被害者を最初にサリン中毒と判断したお医者様。抗加齢医学と放射能と全く違う分野なのではと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は加齢と放射能の予防対策がほぼ同じです。

 

 

長崎の爆心地から1.8km地点にあった当時フランシスコ病院医院長の秋月辰一郎博士の記録から、自身も被曝しながら玄米と味噌の食生活をして正しい食事をし、原爆症を患うことも無く89年の人生を全うしたという話は話題になりました。この時期、チェルノブイリ原発事故の影響で、日本からヨーロッパ各国への味噌の輸出が増えたそうです。今のヨーロッパの和食ブームはこのことが火付け役になったとか。

 

 

秋月先生はレントゲン・カーター(レントゲン技師が放射能を浴びた時に体がだるくなる症状)のことを思い出し、塩水を飲んでこの症状を防ぐことを被曝に応用し、原爆症を回避しました。そして、被曝した人には塩がよく、玄米ご飯に塩を付けて食べ、塩辛いお味噌汁を飲むことを命じました。そして甘いものは極力とらないように言ったそうです。

 

また、免疫力をあげるために玄米菜食を推奨しているのは、免疫学の世界的権威である安保教授。母から借りたまだ未読の安保教授の本が何冊かあるのですが、免疫力を高くするには体温を高くすることが必須で、そのために気を付けるべき自分で鍛える体温免疫力を推奨しています。 

 

 

関連記事はこちら→  免疫力を高める生き方食べ方暮らし方

 

           放射線対策と体温免疫力

           原発事故後の放射線と私たちの生活

 

やさい塾を無料で開催している自然栽培野菜を扱う青果卸築地御厨の内田悟氏がおっしゃっていたのは「鳥インフルエンザやO157などの病原体は昔から存在し、免疫力が高かった昔の人達は自然治癒していた。現代人は昔の人より免疫力が低く弱くなっているため、死に至ってしまう。これらの大きな原因は、自然界に存在しない環境ホルモンと、種の残せない農薬付けの農産物である。」ということです。

 

 

自然栽培・有機野菜 築地ミクリヤ内田悟の出張 やさい塾 の記事は←こちらをクリック

 

総合的にまとめると、放射能と大気汚染の環境汚染や、さらに花粉アレルギー・アトピー性皮膚炎などの現代病に負けない体をつくるために免疫力を高めるには、

 

 

生活習慣

 

・タバコは吸わない 

・過度の飲酒は避け、飲むなら白ワインより赤ワインにする

・寝る前に入浴し、この場合ぬるめの湯にゆったり入る

・入浴する際に体のバリアーの皮脂を必要以上に取らないように石鹸などでごしごし洗わない

・血行をよくする工夫をする

・よい姿勢で健康を保ち、呼吸法で自律神経を整える

体を冷やさない工夫をする

・睡眠を十分にとる

・体に負担のかからないヨガやウォーキングなどの適度な運動を習慣づける

 

食事面

・玄米菜食で自律神経を刺激する(注:平熱が高めの方は玄米はあいませんのでご注意下さい)

・冷たい飲み物、体を冷やす食べ物は避ける

・出来るだけ農薬や化学肥料を使用しない野菜や果物を食べる

・甘いものは控える

・ビタミンCを多く含む果物や野菜を多く摂取する

・放射線対策として塩分を多く摂取する(注:大気汚染対策に関してはこちらは当てはまりません)

   

メンタル面

・心の持ち方、生き方を変える

・楽しく生きることを心掛ける

・頑張り過ぎをやめて、ストレス解消法持つ

・健康的な精神バランスを保つ

 

免疫力を高めるにはやはり日頃の心がけ、意識して上記を実践することが大事です。そして上記すべてはエイジング対策にもなり、健康に生きるための心がけも同じです。

 

私もそうでしたが、放射能汚染にパニックを起こし中国から飛来する大気汚染微小粒子物質PM2.5に過剰反応していますが、食事、生活習慣、精神面で丈夫で健康な体と心をつくっておけば、必要以上にパニックになることも怖がることも無くなるのではないでしょうか。

 

読んで下さって有難うございます。

 

前回はオーガニックライフランキング1位、

有機・オーガニックランキング4位でした。

お気に召したら、クリックお願いします!

にほんブログ村 ライフスタイルブログ オーガニックライフへ