肌の弱い人のコスメ選び - 化粧水編 に続いて、
化粧水を顔に付けたら、次は顔の保湿のためのクリーム・乳液・美容液。
化粧水はすぐに顔から蒸発してしまい、また化粧水を付けない人はなおさらのこと洗顔後に
肌の表面に付いた水分はすぐにとんでしまうので、化粧水を付けた後、または洗顔後
なるべく早めに、保湿のためのクリーム・乳液・美容液をお顔全体に塗った方がいい。
クリーム・乳液・美容液の目的は皮脂膜の保護の補助的な役割をすること。
皮脂膜は汗と皮脂が混じりあって作られ皮膚を覆い、乾燥や細菌などから皮膚を守っている。
上記の図のように表皮は角質層、顆粒層、有棘層、基底層から構成されていて、
一番外側の角質層には水溶性の保湿物質30-40%含まれ、表皮脂質をつくっている。
この表皮脂質をつくっているのがリン脂質で、リン脂質がいくつも集まったものがレシチン。
リン脂質は水になじみやすい脂質で皮脂の水分を閉じ込める役割を果たしている。
よって天然界面活性剤であるレシチン乳化のクリーム・乳液・美容液は皮脂膜の保護には
欠かせないもので、大豆レシチンで乳化したコスメを選ぶことは理にかなったコスメ選びとなる。
皮脂と皮脂膜についてはこちら↓をお読みください。
油と水を混ぜて乳化する際に使われる乳化剤として、
化学合成した合成界面活性剤が使われているのが一般的なコスメ。
合成界面活性剤は発癌性があり、またアトピーや湿疹など皮膚疾患の原因となるもの。
大豆レシチンで乳化したコスメはやはりオーガニックコスメにしかない。
見分け方は、成分表示にレシチン、レゾレシチンとあればレシチン乳化のコスメと思って間違いない。
オーガニック認証コスメといえども、
国によってまちまちなので成分表示を見て確認してからの購入をお勧めする。
特にアメリカはコスメの認証が曖昧なのでご注意を。
参考までに私が使用しているのはヴェレダのポメグラネートシリーズ。
デイクリーム、美容液、アイクリームを愛用している。
ここで、アイクリームってデイクリームと成分がほとんど同じだってご存知でした。
目のまわりはデリケートな部分なので、デイクリームよりも少し弱い成分で作られているが
成分は全く同じの場合がほとんどと化粧品会社の方から聞いた。
私はエイジング対策のため目の周りのケアが重要なので、忘れないようにアイクリームをわざわざ
購入してお手入れしているが、基本目の周りもデイクリームで十分。
ヴェレダはしっとりタイプのクリームが多く、脂性肌よりの私はちょっと苦手だった。 このザクロ
シリーズはさらっとした使い心地でとても気に入っていて、ハンドクリーム、ボディウォッシュも
ザクロシリーズ。 レシチン乳化のオーガニック認証コスメ。
最近購入したアムリターラの美容液アクティブリペアタイムレスセラム。DNA修復酵素を活性化
させる南米ペルーキャッツクローの樹液のエキスAC-11配合でレシチン乳化の美容液。
冬の乾燥が特ひどい時に使用している100%ピュアアルガンオイル。 もちろんレシチン乳化
はないが、抗酸化作用に優れたオイル。
最後に、長くなったがもう少しお付き合い頂けると有り難い。
クリーム・乳液・美容液とひとまとめにしたのは、クリームや乳液をつけた後に美容液を塗る必要はなく
要は、表皮の成分と同じ大豆レシチン乳化で、皮脂膜の保護の役割をする
合成界面活性剤の入っていないものを選べば、クリームでも乳液でも美容液でも構わないということ。
以前は私も基礎化粧品を一式そろえていたが、化粧水はなくてもOK、アイクリームは
デイクリームで十分、そんなに揃えてたくさんつけても意味がないことをコスメを使用して
約20年で学んだこと。
化学合成物質のたくさん入ったコスメをいろいろとたくさん顔に付けるからいけないのであって
肌には再生能力があり、自分にピッタリあった天然のクリームを作っているのだからシンプルケア
が一番。
ただ、日本には四季があり、肌の調子は日によって季節によって変わるので
体調や皮膚の状態、季節により、コスメを変える必要がある。
最近はいろいろなブランドの優秀なオーガニックコスメが日本にも入ってきているので
自分にしっくりくるコスメをいくつか選んで、季節や皮膚の状態で使い分けることも大切だと思う。
*自分の肌トラブルの改善のために様々な文献を読んで学んだことで、すべての方に当てはまるとは限りませんので
ご了承ください。私のような肌のトラブルでお悩みのご参考になればと思います。
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