久しぶりのグログの更新がこのようなご報告になってしまい、とても心苦しいです。
すでに今朝の新聞各紙に掲載されているとおり、
みんなの党は、5月24日、先月の統一地方選でみんなの党公認候補として伊丹市議会議員に初当選した小西彦治議員を除名処分といたしました。
このような結果となってしまい、みんなの党をご支援いただいた有権者の皆様に支部長として心からお詫び申し上げます。
会派の結成にあたり党の規定に従わなかったことが処分の理由です。
選挙期間中から党の指示よりも利害関係が有る人達の言うことに従う傾向があった事は事実です。
私の中での最大のポイントは、「政策のすり合わせを行わず、会派を組んだこと。」です。
小西議員が組んだ新会派には、保育所の民営化に反対する議員が参加しています。
みんなの党の改革の大きな柱に「官から民へ」があります。
正反対の公約を掲げている同士が手を組むという事は、自分の主張を曲げることと同じです。
議会というコップの中の数あわせが、党の公約より優先したという結果です。
党の公約を掲げて選挙戦を闘った議員が簡単にそれを曲げるという事は、投票してくださった有権者の皆様に対する「裏切り」で、一番許せない行為です。
会派を組む件については、当選直後より小西議員から相談のメールを頂いていました。
『先輩議員から誘われているので、とある既存会派(現在は名前も新しくなりましたが)に合流したい』
「みんなの党はしがらみのない政治を実現します。」
選挙カーの中から彼はそう叫んでいました。
それが議員になったとたん、公約よりも「先輩議員からのお誘い」というしがらみを優先したわけです。
私は、
「その会派に合流するなら、みんなの党を捨てて行ってください。」
と返事をしました。
それに対し、小西議員からは、
「党本部に離党届を提出します。今までお世話になりました。」
と、メールで短いお返事をいただきました。
その後20日以上たっても党本部に離党届は提出されておらず、また自身のブログでは、新会派結成を発表していました。
小西議員にお電話をしてもすべて留守番電話になり、折り返しの電話もいただけません。
本人と全くお話できていないまま、除名処分が決定いたしました。
今回の件については、このような人物に公認を出したことがそもそもの間違いでした。
支部長としてとても責任を感じています。
伊丹では市議が空白となってしまいましたが、有権者の皆様の信頼が回復できるよう、精一杯頑張っていきたいと思います。