伊達直人現象、全都道府県に…高額寄付も相次ぐ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110112-00001049-yom-soci
伊達直人を名乗る人物からの贈り物。
とうとう全都道府県に広がったそうです。
「タイガーマスク」といえば、世代がど真ん中。何回も再放送を見て育ちました。
年がばれますね~。あっ、もうばれてますね(笑)
タイガーマスクといえば、私の出発点“西宮はっぱ隊”のメンバーにもいます。
“はっぱ隊”は、元吉由紀子さんの著書「どうすれば役所は変われるのか」という本にも出てくるグループですが、その誕生秘話とタイガーマスクは非常に深いかかわりがあります。
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%99%E3%82%8C%E3%81%B0%E5%BD%B9%E6%89%80%E3%81%AF%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%E2%80%95%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%A9%E5%BC%8F%E9%A2%A8%E5%9C%9F%E6%94%B9%E9%9D%A9-%E5%85%83%E5%90%89-%E7%94%B1%E7%B4%80%E5%AD%90/dp/453231335X
ごめんなさい。内輪ネタでした。
ここから、真面目な話です。
親と一緒に暮らせない子ども達が生活する児童養護は全国各地にあります。
その施設の存在にスポットが当たったということにおいて、この運動はとても意味があると思います。
近年、児童虐待やネグレクトなどの増加により施設の需要は高まっていますが、十分な予算がないために人員が不足したり、施設の補修ができなかったり様々な問題を抱えています。
私たちが育って昭和40年代は、この孤児院育ちのヒーローやヒロインが活躍していました。
矢吹丈もキャンディ・キャンディも孤児院育ちです。
まだまだ本当の孤児や生活に困って捨てられる「捨て子」がいた時代です。
今は半分以上が児童虐待により実の親と生活できない子ども達が入所しています。
昔は親も子どもも「生きるため」にこの施設を利用していたといえます。
今は、「実の親から引き離さないと殺されるから」という理由で子ども達が保護されています。
虐待や育児放棄をする親は低所得者が多いという傾向がありますが、必ずしもそうではありません。
また、低所得者と呼ばれる親でも携帯電話を持ち、保育料や給食費を払わなくても通話料は払っています。
児童虐待で子どもを殺した親の様子がよく報道されますが、生活に困っているようには見受けられません。
どちらかといえば、「遊びたい」「子どもが邪魔」といった自分の欲求を満たすために子どもを犠牲にしているとしか言いようがありません。
数年前から流行している「格差社会」という言葉ですが、タイガーマスクのエンディング「みなしごのバラード」を見るたびに、今の格差ってなんなのだろうと考えこんでしまいます。
「タイガーマスク運動」を通じて、現在の子ども達を取り巻く環境や親子の問題について、今一度皆さんで考えていただく機会になればうれしいなと思います。