消費税の真実(その2) | 杉田 水脈(すぎた みお)オフィシャルブログ

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衆議院議員「すぎた水脈(スギタミオ)」の公式ブログです。

昨日の続きです。

頂いた資料によると
各国の消費税(付価値税)の総税収比率は下記のとおりです。(2006年)
イギリス 22.2%
フランス 25.9%
ドイツ  29.0%
日本   20.8%

もし、日本が5%の2倍、10%にするとヨーロッパ主要国を遥かに上回ることになります。

税収の問題はニュースでもたびたび取り上げられています。
景気が冷えこんでしまえば、税収は上がらない。
財務省のグラフをご覧いただけるとわかりますが、現在の一般会計税収は消費税3%の頃よりも下がっています。

一般会計税収、歳出総額及び公債発行額の推移

税収が上がらないのなら、なぜ消費税を増税するのでしょうか?

それは「税収」ではなく、「税率」を上げたいから。

「税率」=「利権」なのです。
昨日、
「利権と癒着を呼ぶので、税率はすべて一律」という話を書きました。
一律の税率には訳があるのです。
オープンな議論で税率に差をつける事は絶対にしません。

なぜなら、税率は財務省にとって「美味しい利権」だからです。

新人の国会議員が誕生すると、
「先生の支持団体はどこですか?企業は?
 その業界だけ税率を優遇しましょうか?
 その企業だけ○%税率を下げましょうか?」
と、言い寄ってこられるそうです。

当選した議員さんは応援してくれた団体、企業に何とか恩返しをしたい。
それでたいてい、財務省官僚の言いなりになってしまう。

こういう構図が有るのだとか・・・。

だから、
財務省が上げたいのは「税収」ではなく、「税率」
なのです。

私には何の支援団体も企業の応援もありません。
だから、もちろんこんな手には絶対乗らない。乗りようがない。
お金がないので、本当に厳しい選挙活動ですが、
これがみんなの党が目指す「しがらみのない政治」なのです。

さて、明日はポスター貼りキャラバン。
お天気が心配ですが、頑張ります!