消費税の真実(その1) | 杉田 水脈(すぎた みお)オフィシャルブログ

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今日は事務所に届いた支援者の方のお手紙から。。。
(本当にありがとうございます)

消費税で一般に言われているのは、
「日本の消費税率は5%で諸外国の付加価値税の20%前後の税率に比べたらまだまだ低い」
ということです。
実際にIMFからは、諸外国に比して日本は現況消費税が低いから15%にすべきと勧告を受けています。

しかし、これには大きなからくりがあります。
日本の消費税は一律5%。

一方、欧米主要国の消費税(正確には付加価値税ですが)は、一律ではありません。
一般的に20%前後といわれているその税率(標準税率)は、実は高級品などにかかる最高税率のことなのです。

ちなみに食料品の税率は以下のとおりです。
イギリス 0%
フランス 5.5%
ドイツ  7%

私が6年前にイギリスに行政視察に行ったとき、一番感じたのは、この税率の違いでした。
上記のとおりイギリスは食料品の税率は0%。

だから、
みんなお家でご飯を食べる。
若い人たちも一人暮らしの人たちもみんな自炊。
今でこそ、日本で話題になっている「お弁当男子」ですが、
イギリスでは既に当たり前。
レストラン等で食事をするのは「特別な時」
だったのです。

実際、旅行中ずっと外食だった私達一行はかなり食費がかさんでしまいました。

消費税増税の話が出てもこの贅沢品と生活必需品の税率を分ける議論は全く出てきません。
その理由は
「利権と癒着を生むから」
なのだそうですが、皆さん、納得できますか?

このお話、明日も続きます。