【何故、マスコミで《天皇》はタブーなのか?】〜田原総一朗氏の問いに対して | 杉田 水脈(すぎた みお)オフィシャルブログ

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【何故、マスコミで《天皇》はタブーなのか?】
司会者の田原総一朗氏の問いに、番組内で答えることができなかった。終わってからも考えていました。
プレスコードにも出てこない(強いて言えば『神国日本の宣伝』に当たるくらい)。何故だろうと。
番組に寄せられたツィッターなどの意見を見ていて、ふと、気付いたのです。
現在日本のマスコミにおける最大のタブーは、「根拠のないこと、理論的に説明がつかないことを報道すること。」なのではないか。
昔から、怪奇現象や超能力、UFOなどの番組はたくさんありますが、どれも「どうせ嘘でしょ」「こんなの信じるのは子供くらい」といった作りになっています。昨日の私の発言に寄せられた批判にも「理系出身のくせに非科学的なことを言うな」とか「根拠のないデタラメ」というのが少なからずありました。
「そもそも皇室は理屈で説明のつくものではないし、論理的に語れるものでもない。すべてを超越的した存在であるし、其れをどうこう我々が議論すること不敬でなのでは。」番組に出演していながら、ずっと感じていた違和感です。
この番組に出演するに当たり、専門分野ではないので何冊か本や月刊誌を読み、有識者の方に教えを請いました。
選挙応援に行った際に矢作 直樹先生からいただいたご著書「天皇」も再度読み返しました。矢作先生は、東大医学部附属病院救急部・集中治療部部長を歴任され、現在は東大名誉教授。医学のみでなく、医療機器開発の工学分野にも精通されています。いわば科学技術の最先端にいらっしゃる先生は、現在の科学では説明のつかないものの存在を丁寧に扱っていらっしゃいます。そして我々日本人はみな、陛下の無私の祈りに助けられていると説きます。
(私はこの本を御守りとしてスタジオに持ち込みました。)
こういったことは本で書けてもテレビではタブーなのです。皇室も古事記も日本書紀も「根拠がないからダメ」。同じ理屈で「学校で教えてはダメ」なのです。
元々はこれも連合国が日本の強さの源が「皇室」にあることがわかりながら、其れが何なのかわからなかったことに起因します。GHQはプレスコードの前段として「報道は絶対に真実に即すること」と規定しています。
今のマスコミはそれを引きづりながら、根拠がないことを報道したことに対する「クレーム」が怖いのだと思います。(こんなことにクレームつけるのは左翼でしょうけど)
CMの時に「天皇陛下の神聖性は理屈では説明できない」と漏らしたら、一番共感してくださったのは大塚先生でした。
「杉田さんが言うこと、凄く解るよ。僕は天皇陛下のすぐ近くで20分くらいご一緒したことがあるのだけと、なんとも言えない神聖で厳かな雰囲気に包まれて、心が洗われる様な気がししたよ。あれは言葉では説明できないね。」とおっしゃっていました。
テレビでこういったことが報道でき、教育の場でもキチンと教えられる様になること。一足飛びにはいきません。インターネットでの発信やそれを見て情報を得る人を増やすこととそれこそ「車輪の両輪」でやっていく必要があると思います。image