昨日はデンマークの国会議事堂に行き、アストリッド・クラウ議員にお話を伺いました。(中道左派の社会民主党所属。前保健大臣で三児の母)
・国会議員に女性を増やす為には、政党が如何に優秀な女性を選ぶかにかかっている。国民が男性を選ぶか女性を選ぶかはわからないから。
・2025年、デンマークは高学歴人材がい7万人不足する。一方で失業者も7万人になるという予測がある。
・まだまだ育休を取る男性国会議員は少ない。経済関係の委員会は男性が多く、保健関係は女性が多いという実態。これだけやっても男女差はなかなかなくならない。
・男性の育児休暇は「女性ばかり休めて、ずるい」と男性国会議員が言い出したことから始まった。
・結局、女性が活躍できるかどうかは選ぶパートナーにかかっている。(彼女の旦那さんはこちらでは有名なラップシンガーなのだそうです)
ここでも本音トークでした。彼女は大臣をやりながら、出産、育児をこなしたそうですが、その時の旦那さんの献身的協力の仰天エピソードをお聞きしました。これはまた後日に(笑)
午後からは非常識でピースなエリア、クリスチャニアに行きました。
軍の跡地を当時のヒッピーや外国人が不法占拠をしたことが始まり。様々な物議を醸し出しましたが、今は自治区と存在しており、観光名所となっています。大麻やマリファナといったソフトドラッグがOKされていたり、「犬は繋いではいけない」といった独自のルールがあったりと日本では考えられない場所。いわば「不法占拠の無法地帯」ですが、デンマーク人の反応は「いいね!」なんだそうです。
性善説と信頼の国であるデンマークにこんな地帯があることがとても不思議です。
中はアクセサリーや衣類を売るお店、レストラン、幼稚園まであります。約850人の人が居住していて、居住区には木造のユニークな家(建築基準法反応適応されない。全て手作り)が立ち並んでいます。ピースでフリーダムなエリアということでしたが、個人的にはこの地区を歩くときは妙に気が抜けなくて、外に出てホッとしました。写真撮影禁止の場所がほとんどなので、写真はありません。
夕方は少しのんびり、王宮の近くを散策しました。
今日は最後の視察。頑張ります!




