うちの党は、「脱原発」を掲げています。
民主党の「宣言」だけの脱原発ではなく、その行程もちゃんと示した上での政策なので、もちろん私も支持していますが、
なんか、今の社会的風潮としての『脱原発』にとても違和感がありました。
今週も大きな脱原発のデモが行われ、ニュースでも大きく取り上げられていましたが、何かとても気持ち悪いものを感じていました。
たまたま今朝、このような記事を見つけました。
「脱原発の風潮は60年安保闘争に似ている」
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110810/280586/
少し古い記事なのですが、
ここに書かれていることがまさに私の感じていた違和感でした。
(以下本文より抜粋)
何の検証も議論も行われずに脱原発に突き進むのは、ある意味では恐い。私には、それは60年安保闘争と似ているように思える。
60年安保闘争に参加していた者はほとんど安保条約の中身など読んだこともなく、ただ反対していただけなのである。科学的・技術的な議論が行われない脱原発の動きは、この安保闘争とよく似ていると感じる。
先日、経産省幹部に会い、また細野豪志原発事故担当相とも話をした。「なぜ、世論調査で7割もが反原発となるのか。原発は必要であるという視点も含め、科学的・技術的な議論をなぜ行わないのか」と彼らに問うと、「いや、今はそういったことを打ち出せる状況ではありません。(もしそうしたら)身の危険を感じます」と言う。これを聞いて、さらに危ないと感じた。
(抜粋終わり)
中身もよく知らず、ファッションで『脱原発』を叫んでいる人が大勢いる。
それを先導しているのは、左翼系の団体だったり、政治家だったり。。。
今まで何度も見てきた光景です。
主張や方向性は正しい(60年安保闘争は正しいとは思いませんが)のに、左翼団体の絶好のおもちゃにされてしまいそれに翻弄される。
そしてどんどんヒステリックになっていき、議論ができなくなる。
正しく物事を進めようとする人は足をとられ、対応に時間がかかり、気がつけば変な方向に進んでしまっている。
それが今の日本を悪くしている一番の原因だということに早く気付かなければいけないと思います。