野球のことにはあまり興味がないのですが、
昨日のダルビッシュ選手のニュースは色々感じるところがありました。
勝負の場求めて決断=日本選手の低評価にも発奮―ダルビッシュ会見
「メジャーに行くくらいなら野球をやめる」とまで語っていたダルビッシュ選手。
今回メジャーに挑戦することについて、
「球団よりもオーナーよりもまず応援してくれたファンの皆さんに話をしたい。」と、昨日の札幌ドームでの記者会見となりました。
経験を重ね、立場が変わり、周りの環境も変化する。
その中で考え方が変わることは当然あります。
時には180度変わってしまうことも。
その時に何の説明もしなかったら、ただの嘘つき。
「前は反対のことを言っていたのに。。。」
ということになってしまいます。
この世界に入って思うのはその説明を飛ばす人が多いこと。本当にびっくりします。
「えっ?こないだ言ってたことと全然違うよね??」
と、こちらは戸惑っているのに当の本人は平気の平左。もちろん説明はありません。
普通に社会人生活をしている中では、あまりそんな人はいませんでした。
そういう人を私は信用できません。
さっきも言ったように考え方が変る事は当然あります。
その変化の過程を、理由をきちんと説明さえしてくれれば、こちらは納得します。それをしない。
昨日のダルビッシュ選手の偉かったところは、
「まずファンに説明したこと」
一番釈然としないだろうと思われる、もしかしたら自分の気持ちの変化を許してくれないかもしれない。。。
その人たちに真っ先にきちんと自分の口で説明した。
そこが素晴らしいです。
昨日の野田総理とは正反対。
ダルビッシュ選手の方が当たり前の対応だと私は思います。
あまりにも対照的な二つの会見が同じ日に行われた。昨日はそんな一日でしたね。