今年もこれを書く季節がやってきました。
2025年のBLドラマ総括!
ところで、少なくとも去年まではこれについて何人かで集まって語る機会を持っていました。
しかし今年はそれをやるのは早々に無理だろうという結論に達しました。
なぜなら、BLドラマが多すぎたからです!
日本の作品もものすごく増えました。
これまでは韓国の作品はそんなには多くなかったのに年々増えていってます。
そしてタイがもう、「ある程度はオールラウンドに見る」なんてことができなくなりました。
事務所で言えば、GMMTV、Domundi、MeMindY、ほかにも多くの事務所がそれぞれが量産しています。または配信ではこれまでYOUTUBEである程度視聴できていたものが、iQIYI、WeTVのVIP会員でないと観られないものも数多くあります。そして日本の配信サイトでの新作独占公開も多々あるBL百花繚乱!
金銭的な問題だけでなく、時間的にもとてもオールラウンドに視聴していくということが難しくなってきました。
すごくいいことだと思いますよ!
でももうそれぞれが観ているものがいろいろ過ぎて、みんなで集まって一緒に話すということが難しくなってきました。
そういう中での、私が観たものに関してとてもよかったものを振り返ってみようと思います。去年同様、もう順位とかはつけられません。
iQIYIやWeTV、Netfrix配信作品にいいものがいっぱいあるのはわかっているのですが、私はいつ観られるのかなあ・・・。
去年、2024年にも「順位はつけられない」と言いつつも、私の中でその年を代表するような、とても傾倒した作品に出会いました。2023年も、2022年も。しかし、今年はそれほど私の心の中を強く占め、視聴した後も長い間その作品について考察したりするような作品がありませんでした。いえ、それは単に私にとって今年はドラマを視聴する時間が減ったということもあるかもしれません。
『ThamePo』
監督・脚本 Mui Aticha Tanthanawigrai
主演 William/Est 他、LYKN
今年の始まりは『ThamePo』でした。
『Love By Chance2』から知り、『HighSchool Frenemy』でも観ていたEstが、こんな主演が張れる、そして素敵な役者だったとは!迷う瞳、憂う瞳、そして芯にあるそこはかとない強さ。
更には普段のEstのとんでもなく素晴らしい体形。こんな人が数年前まではタイの水泳選手だったとは。この人、いったい何を考えながら泳いでいたの??って何度も叫びながら観ていました。
Williamはもちろん、LYKN全員の演技もみんなよく、全員に見せ場を作り、LYKNの歌もフルに使用しながら最初から最後までダレることなく進むストーリーもとても良かったです。
後半では、私たちファンの思いと俳優、またはアーティストの個人的な恋愛の関係も描かれていました。
ステージとか作品から降りた彼ら彼女たちは、ひとりの人間であり、もっと自由に生活してほしいと思っています。でも何よりもそれを阻むのは彼らのファンである、という矛盾をこの作品は描いています。
『MANDATE』
監督・脚本 Prin Kiratirattanalak
主演 Boy Pakorn Chatborirak/ Ben Bunyapol Likhitamnuayporn
この作品にクレジットされているのがMONO29という見慣れない文字。調べたらタイ大手のデジタルテレビ及び衛星チャンネルだそうです。よくわかんないけれど本当に様々なところがBLドラマ制作に出資してるんだなあ。気付いたらこのドラマは、ほかのタイドラマにありがちなスポンサー商品を出すシーンが一切ないんですよ。
社会活動に熱心な医者Nongに注目した、ある政党党首の息子Wi。WiはNongを国会議員に押し上げ、そして社会の改革を試みようとするという社会派ドラマ。
前半は主に選挙活動。そして後半が議員になって国会を運営する物語。
権力やお金を求めて蠢くのは「悪人」ばかりではなく、小さな幸せを求めて願う市井の人々もみな同じこと。その大勢の生きている人々の願いや欲にどのように道筋をつけるかというのが政治というものであり、その難しさを痛感します。
タイでは法制化された同性婚。だからこそ、主人公が同性愛者であるということを下敷きとして、社会と政治の問題を描けるところが、タイすごい!
そして『Step by Step』で初主演だったBenが、この作品では成長を見せたなあ。
『Burnout Syndorome』
監督・脚本 Nuchy Anucha Boonyawatana
主演 Gun/Off/Dew
まだ前半だから何とも言えないけれど、今年の作品の中でひときわ異彩を放っているともいえる『Burnout Syndorome』。
いまのところはGun・Off・Dew3人の、まだ何も起こってはいない、そしてなにかが起こる前の揺らいでいる心模様を描いているだけなのだが、ものすごい緊張感。
年末のお休みを終え、新年から始まる展開にワクワクしてます。
その他、GMM作品になりますが、
『My Magic Prophecy』
監督 A Natthaphong Wongkaweepairod
主演 Jimmy/Sea
作品に恵まれているなあと感じるJimmySea。お互いを理解しあうというところに立脚しているふたりの関係性を象徴するような作品です。
『MuTe Luv』
監督 Nat Thachai Komolphet, PingPong Suwanun Pohgudsai, Prang Sasinan Pattana
数人の監督による7作品オムニバス。短編とはいえ中身が濃い。こういうのこれからも作っていってほしいなあ。
『Hide&Sis』
監督 Tle Tawan Charuchinda
主演 Jan/Aye/JingJing/Piploy
GMMを牽引する女性たちの競演。緊張感あるサスペンス。
『That Summer』
監督 Jojo Tichakorn Phukhaotong
主演 Winny/Satang
WinnyもSatangも主演の顔になっている! ちゃんと物語を牽引する存在感を出しているということに感動。ふたりとも役柄のためかほぼメイクせず、日に焼けることも厭わず演じているところも好印象。
『Me and Thee』
監督 X Nuttapong Mongkolsawas
主演 Pond/Phuwin
孤独な優等生、初恋に空回りする少年、恋愛未満の大学生などいろんな10代~20代を演じてきたPhuwinが今作では余裕で人を支える青年を演じている。そしてこれまで割とぶっきらぼうな役どころの多かったPondが非常に表情豊かで表現力の幅を広げている。その二人が一番の見どころ。最高のサプライズを与えてくれたEstも最高。
『Gelboys』 『Shine』『The Wicked Game 』『The Believers』『Kemujira』や大阪アジアン映画祭で上映された映画『いばらの花園』『The Red Envelope』などをまだ観ていないのですが2026年に持ち越しというところでしょうか。
『光・淵』
プロデューサー 楊夏
原作 Priest
主演 張新成/付辛博
もしかしたら今年一番ハマったのはこれかも・・・?
中国では2023年に公開するも第8話で配信停止になったとか。
全30話。
登場人物も多く、最初から人物メモを取りながら視聴。
映像も美しいし物語も非常に面白い。
巧妙にこれが「BLであること」を隠し「中国ではない、架空の世界の物語」としているけれど、それでも配信停止になるとは本当に残念。
ちなみに原作も読んでいるけれど、原作もドラマの中の事件に至る詳細を丁寧に描いていてミステリーとしても秀逸。またドラマも原作をまったく損なうことなく映像化している。中国の、作家や製作陣の底力を見せられた。
その後、中国ブロマンスミステリーが気になり、『到命遊戯』を視聴し、現在は『君子盟』を視聴中。
韓国がBL作品に強い意欲を見せていますよね。
何作かはいい作品を輩出するも、多くは「かわいい、少女マンガのようなBL」という印象でした。
しかし最近はそれを脱し、ゲイの物語を真摯に描こうとしているのを感じます。
私はまだ視聴中ですが『大都会の愛し方』 などはそのひとつではないでしょうか。
『何か間違っている』
主演 チェ・ミンホ/チョン・ジェヒョン/チ・ミンソ
韓国BLのテーマの一つ、こじらせ系少年のBL物語。しかし脚本と演出が秀逸。
『秘密の間柄』
主演 キム・ジュンソ/チャ・ソンヒョン/チャ・ジョンウ/キム・ホヨン
なんとBoysⅡPlanetに出演したキム・ジュンソ。この作品とその後のボイプラ2でのジュンソのイメージの違いはかなり大きい。この作品もストーリーに惹きつけられる。
全員がある意味主演であり予測できない物語としてハマってしまうのがオーディション番組。
2025年も「Chuang Asia2」と「BOYS ⅡPLANET」にハマりました。また過去に配信されていたLYKNを生んだ「Project Alpha」にも。
そこで使用された楽曲を聴くことで中国や韓国、タイのポップスを知り、メンターまたはマスターと呼ばれるミュージシャンやダンサーの言葉に頷き、そして練習生の彼らの努力に思いを馳せる。
「Chuang Asia2」と「BOYS ⅡPLANET」は毎週が待ち遠しく、とても熱心に視聴していました。
私が2025年にハマったエンタメ作品はこのような感じでした。
2026年も毎週が楽しみになるような作品に出会えますように。
そして、本当に難しい問題なんですけれど、エンタメを愛する私としては祈らざるを得ないことは、
中国も!香港も!台湾も!タイも!日本も!そして紛争を抱えている様々な国、
どこでもそこに住む人たちが平和で、納得できて、不安の少ない毎日を送ることができますように
さあ、もうすぐ。
ハロー、2026年!