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困っちゃったわ。正直、まったく期待もせず、ほぼ知らない俳優ばかりのドラマを観てみたら、これがなかなかの傑作で驚いちゃってるところよ。これはもう是非みんなに観てほしいワケよ。

『Every You,Every Me』

監督  Bogus Sutida Singharach

主演  Top Piyawat Phongkanitanon (1996年生

    Mick Monthon (2002年生)

2024年制作   

監督は女性で、この作品が初監督作品のようですが経歴を見ると非常に優秀な女性のようです。

他にキャストはGMMから移籍したFiatくんが非常にいいポジションで出演しています。

 

 

作品は全8話、5つのオムニバスストーリー

短編オムニバス。暇なときになにも考えずに見るにはちょうどいいかな。

そう思って見始めたわけです。

ということで騙されたと思ってそんな軽い気持ちで見始めてください。

最初のエピソード「ソウルメイトの伝説」では、Top演じるのは、一生懸命働いて自活している明るい貧乏青年サン。その明るさや強さ、そしてつぶらな瞳はどこか『Love By Chance』のCanを思い出しました。イメージはそんなちっちゃい男の子。

そしてMickが演じるのは、周囲からどこか浮いている硬質な感じの会社員ドン。55分の作品ながらよくまとまっていて、起承転結もいい感じだし、登場人物たちも魅力的。悪くない感じです。

では続けて第2話「僕、退職します!」も観てみようかな。

で、観て数秒で、ちょっと「え?え?え?」と画面を三度見すること間違いなしです。

あの冷たい硝子の少年、ドンを演じてたMickは、このEPでは髪の毛ウェーブのきゅるきゅる新人会社員に。

さらには貧乏で元カレにひどい仕打ちを受けてもけなげなサンを演じてたTopは、周囲から傲慢と評判のスーツの似合うCEOに。

それでもまだ、ここまでの三度見する首の角度はせいぜい90度ぐらいなんですよ。

第3話「出会いの日 別れの日」では、間違いなく目を剥いて「はああああああッ?!」と大声で叫ぶことになるでしょう。

驚いてほしいのであまり書きたくありませんが、書いちゃいますよ?

EP1ではクールで、EP2ではキュートな、それでも若くて華奢な青年だと思っていたMickが、EP3では

キラキラめっっちゃマッチョな働くお兄さんキラキラ

なんですもの・・・!

こんな肉体、今までどうやって隠してたん・・・??

そしてTopは儚げな美青年。

 

続くエピソードでも本当に驚きますよ。

正直、これだけでも俳優の様々な変化が楽しめて、十分興味深い作品じゃありませんか。

 

『メタBL』として語りかけるもの・その1 BLとしてのポジションの無効化

この作品は、2人の俳優が様々な役を演じ分けているのですが、EP2で彼らの関係性のポジションが変わることに気付かされます。

BL作品では長らく「攻め・受け」というポジションについて語られます。

作品の中で「どちらが攻めでどちらが受けか」というのは、それが語られていない作品の場合は論争になる場合もあります。これは、元来はオタクたちがその作品世界だったり、または登場人物たちの性格や性的志向をどう解釈するか、について考察しあうことだったと思います。その考察に対する差異はしばしばもう少し大きな論争となり、それを楽しむ人もいれば相容れない人もいて・・・という感じでしょうか。

BL作品を俳優が演じるとき、オタクたちはそこで生まれた「攻・受」ポジションを別作品で覆されることを厭う層も生まれます。しばしば、作品本来の出来よりも、その点でファンが離れたりすることもあるようです。

BLファンの中では、演じている俳優たちが別作品でも共演を望むこと、そして「左右固定」とも言いますが、攻受というポジション

固定のままでいてほしい、そういった願望がよく見受けられます。

 

興味深いのは、この『Every You,Every Me』という作品は、2人の固定した俳優が様々な役を見事に演じ分けることによって、その「左右固定」という概念を無効化していることです。

 

面白いのが実際に、後半のエピソードですが「今度は上と下、逆にする?」なんてセリフも出てくるのです。これは、この作品全体を通してまるで視聴者に問題提起してるセリフのようでもあり、非常に興味深いです。

役柄のポジションを固定しないことで、TopとMickは俳優としてのポテンシャルをどこまでも広げられますし、そしてそれに応えています。

 

『メタBL』として語りかけるもの・その2 私たちが観ているものはフィクションである

作品の内容について、これ以上詳細に語るのは面白さを半減させるのでやめておきます。

ただ、この作品が後半になればなるほど、入れ子構造を用いて「メタフィクション」としての特性を表していくのです。

 

あるエピソードでは、ドラマを制作している現場が登場します。

私たちはどんな作品でも、作品の世界観の中に没入していきますし、その俳優たちの演技をまるでどこかの世界で起こっているホンモノのように観てしまいます。

見つめあう。その目の中に欲望を感じて自分も相手を求めていく。息が荒くなる。身を引いて相手を呼び寄せる、例えばベッドルームに。

そういったシーンを見るたびに、俳優のその目の中で開く瞳孔や、わずかに動いた下瞼の痙攣とか、そういったものの中に「本当の想い」を探して感情移入するし、感情移入させてくれる俳優をいい役者だと思うし、ファンになる。

けれど、そのシーンをカメラから観てOKを出したり、それではだめだと指示する監督がいて、シーンを説明する助監督がいて、次の撮影のために小道具さんや衣裳・メイクさんもたくさん控えてその演技を見守っているのですよね、実際は。たくさんのスタッフに支えられて、そのフィクションが視聴者に「本物」だと感じさせるよう作っている、ということを、この作品では表すんですよ。

「ワークショップ」のシーンも非常に興味深かったです。実際にタイの俳優はこういうワークショップを重ねてドラマに出演しているんだなあ。閑話休題ですが、BillkinPPの『I Promised You The Moon』ではBillkinがワークショップを受けるシーンが出てきますが、あれは結構アーティスティックな演出でありシーンでしたが、この『Every You,Every Me』で登場するワークショップは結構現実に近いのではないかしら。そしてそれを演じているシーンも、これは巧いな、と言わざるをえません。

 

私たちファンにはいろんなCPの推しがあります。

そのふたりが本当に「永遠の恋人同士」だと強く願っている層はかなり多いと思います。

「すべての俳優がそうじゃなくても、でも〇〇●●だけは!」と思っていたり、しますよね。

そして私たちは時折、そのファン自体が、その後の彼らの俳優としての活動を阻んでしまった事態を何度も見ています。

このオムニバス作品がどう閉じるのか、は実際に観てほしいところです。

しかし、この作品が私たちに語りかけているのは、「私たちが観ているBLドラマは、フィクションなのである」と改めて明言しているということです。

たくさんの人たちで作り上げている作品に対し、思い切り笑ったり泣いたりして、感情を揺さぶられたりして楽しんで。

でもそのあとは、俳優やスタッフたちの私生活を邪魔せず、彼らの幸せを静かに祈っていましょうよ。

みんなが余計な願望を押し付けないように。

作品や俳優が売れるということを考えると、線引きは本当に難しい。

でも私は、作り手がいつでも自由で、そして幸せであってほしいと思っています。

 

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そしてこのドラマにもまたのめりこんで、それぞれのTopとMickが演じたふたりの永遠についてやっぱりどこか本当のことのように思えちゃったりしてるわけなんですけれど、この作品を終えてまたTopは別の作品で別の男の子とのCPでドラマにいっぱい出演しているのね。ほんと、どのドラマも心の中にしばらく大きな余韻を与えてくれる素敵な夢なのよ。
とってもきれいな箱をいただいて、そのお礼を言おうと思ったら、すでにこれをくれた人たちはどこかに行ってしまってる。ひとつの作品をたのしんだ後は、そんな寂しさが少しだけ残る。

 

 

 

 

今年もこれを書く季節がやってきました。

2025年のBLドラマ総括!

ところで、少なくとも去年まではこれについて何人かで集まって語る機会を持っていました。

しかし今年はそれをやるのは早々に無理だろうという結論に達しました。

なぜなら、BLドラマが多すぎたからです!

日本の作品もものすごく増えました。

これまでは韓国の作品はそんなには多くなかったのに年々増えていってます。

そしてタイがもう、「ある程度はオールラウンドに見る」なんてことができなくなりました。

事務所で言えば、GMMTV、Domundi、MeMindY、ほかにも多くの事務所がそれぞれが量産しています。または配信ではこれまでYOUTUBEである程度視聴できていたものが、iQIYI、WeTVのVIP会員でないと観られないものも数多くあります。そして日本の配信サイトでの新作独占公開も多々あるBL百花繚乱!

金銭的な問題だけでなく、時間的にもとてもオールラウンドに視聴していくということが難しくなってきました。

すごくいいことだと思いますよ!

でももうそれぞれが観ているものがいろいろ過ぎて、みんなで集まって一緒に話すということが難しくなってきました。

 

そういう中での、私が観たものに関してとてもよかったものを振り返ってみようと思います。去年同様、もう順位とかはつけられません。

iQIYIやWeTV、Netfrix配信作品にいいものがいっぱいあるのはわかっているのですが、私はいつ観られるのかなあ・・・。

 

 

 

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まずは「2025年」をざっくり振り返ると・・・

去年、2024年にも「順位はつけられない」と言いつつも、私の中でその年を代表するような、とても傾倒した作品に出会いました。2023年も、2022年も。しかし、今年はそれほど私の心の中を強く占め、視聴した後も長い間その作品について考察したりするような作品がありませんでした。いえ、それは単に私にとって今年はドラマを視聴する時間が減ったということもあるかもしれません。

 

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今年ハマったタイドラマ 🇹🇭

 

宝石緑『ThamePo』

監督・脚本  Mui Aticha Tanthanawigrai

主演 William/Est 他、LYKN

今年の始まりは『ThamePo』でした。

『Love By Chance2』から知り、『HighSchool Frenemy』でも観ていたEstが、こんな主演が張れる、そして素敵な役者だったとは!迷う瞳、憂う瞳、そして芯にあるそこはかとない強さ。

更には普段のEstのとんでもなく素晴らしい体形。こんな人が数年前まではタイの水泳選手だったとは。この人、いったい何を考えながら泳いでいたの??って何度も叫びながら観ていました。

Williamはもちろん、LYKN全員の演技もみんなよく、全員に見せ場を作り、LYKNの歌もフルに使用しながら最初から最後までダレることなく進むストーリーもとても良かったです。

後半では、私たちファンの思いと俳優、またはアーティストの個人的な恋愛の関係も描かれていました。

ステージとか作品から降りた彼ら彼女たちは、ひとりの人間であり、もっと自由に生活してほしいと思っています。でも何よりもそれを阻むのは彼らのファンである、という矛盾をこの作品は描いています。

 

宝石緑『MANDATE』

監督・脚本  Prin Kiratirattanalak

主演  Boy Pakorn Chatborirak/ Ben Bunyapol Likhitamnuayporn 

 

この作品にクレジットされているのがMONO29という見慣れない文字。調べたらタイ大手のデジタルテレビ及び衛星チャンネルだそうです。よくわかんないけれど本当に様々なところがBLドラマ制作に出資してるんだなあ。気付いたらこのドラマは、ほかのタイドラマにありがちなスポンサー商品を出すシーンが一切ないんですよ。

社会活動に熱心な医者Nongに注目した、ある政党党首の息子Wi。WiはNongを国会議員に押し上げ、そして社会の改革を試みようとするという社会派ドラマ。

前半は主に選挙活動。そして後半が議員になって国会を運営する物語。

権力やお金を求めて蠢くのは「悪人」ばかりではなく、小さな幸せを求めて願う市井の人々もみな同じこと。その大勢の生きている人々の願いや欲にどのように道筋をつけるかというのが政治というものであり、その難しさを痛感します。

タイでは法制化された同性婚。だからこそ、主人公が同性愛者であるということを下敷きとして、社会と政治の問題を描けるところが、タイすごい!

そして『Step by Step』で初主演だったBenが、この作品では成長を見せたなあ。

 

宝石緑『Burnout Syndorome』

監督・脚本  Nuchy Anucha Boonyawatana

主演  Gun/Off/Dew

 

まだ前半だから何とも言えないけれど、今年の作品の中でひときわ異彩を放っているともいえる『Burnout Syndorome』。

いまのところはGun・Off・Dew3人の、まだ何も起こってはいない、そしてなにかが起こる前の揺らいでいる心模様を描いているだけなのだが、ものすごい緊張感。

年末のお休みを終え、新年から始まる展開にワクワクしてます。

 

その他、GMM作品になりますが、

宝石緑『My Magic Prophecy』

監督  A Natthaphong Wongkaweepairod

主演 Jimmy/Sea

作品に恵まれているなあと感じるJimmySea。お互いを理解しあうというところに立脚しているふたりの関係性を象徴するような作品です。

宝石緑『MuTe Luv』

監督  Nat Thachai Komolphet, PingPong Suwanun Pohgudsai, Prang Sasinan Pattana

数人の監督による7作品オムニバス。短編とはいえ中身が濃い。こういうのこれからも作っていってほしいなあ。

宝石緑『Hide&Sis』

監督 Tle  Tawan Charuchinda

主演 Jan/Aye/JingJing/Piploy

GMMを牽引する女性たちの競演。緊張感あるサスペンス。

宝石緑『That Summer』

監督 Jojo Tichakorn Phukhaotong

主演 Winny/Satang

WinnyもSatangも主演の顔になっている! ちゃんと物語を牽引する存在感を出しているということに感動。ふたりとも役柄のためかほぼメイクせず、日に焼けることも厭わず演じているところも好印象。

宝石緑『Me and Thee』

監督 X Nuttapong Mongkolsawas

主演 Pond/Phuwin

孤独な優等生、初恋に空回りする少年、恋愛未満の大学生などいろんな10代~20代を演じてきたPhuwinが今作では余裕で人を支える青年を演じている。そしてこれまで割とぶっきらぼうな役どころの多かったPondが非常に表情豊かで表現力の幅を広げている。その二人が一番の見どころ。最高のサプライズを与えてくれたEstも最高。

 

『Gelboys Shine』『The Wicked Game』『The Believers』『Kemujira』や大阪アジアン映画祭で上映された映画『いばらの花園』『The Red Envelope』などをまだ観ていないのですが2026年に持ち越しというところでしょうか。 

 

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今年ハマった中国ブロマンスミステリー

宝石緑『光・淵』

プロデューサー 楊夏

原作 Priest

主演 張新成/付辛博

もしかしたら今年一番ハマったのはこれかも・・・?

中国では2023年に公開するも第8話で配信停止になったとか。

全30話。

登場人物も多く、最初から人物メモを取りながら視聴。

映像も美しいし物語も非常に面白い。

巧妙にこれが「BLであること」を隠し「中国ではない、架空の世界の物語」としているけれど、それでも配信停止になるとは本当に残念。

ちなみに原作も読んでいるけれど、原作もドラマの中の事件に至る詳細を丁寧に描いていてミステリーとしても秀逸。またドラマも原作をまったく損なうことなく映像化している。中国の、作家や製作陣の底力を見せられた。

 

その後、中国ブロマンスミステリーが気になり、『到命遊戯』を視聴し、現在は『君子盟』を視聴中。

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今年ハマった韓国BLドラマ

韓国がBL作品に強い意欲を見せていますよね。

何作かはいい作品を輩出するも、多くは「かわいい、少女マンガのようなBL」という印象でした。

しかし最近はそれを脱し、ゲイの物語を真摯に描こうとしているのを感じます。

私はまだ視聴中ですが『大都会の愛し方』などはそのひとつではないでしょうか。

 

宝石緑『何か間違っている』

主演 チェ・ミンホ/チョン・ジェヒョン/チ・ミンソ

 

韓国BLのテーマの一つ、こじらせ系少年のBL物語。しかし脚本と演出が秀逸。

 

 

宝石緑『秘密の間柄』

主演 キム・ジュンソ/チャ・ソンヒョン/チャ・ジョンウ/キム・ホヨン

 

なんとBoysⅡPlanetに出演したキム・ジュンソ。この作品とその後のボイプラ2でのジュンソのイメージの違いはかなり大きい。この作品もストーリーに惹きつけられる。

 

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その他にハマったもの

全員がある意味主演であり予測できない物語としてハマってしまうのがオーディション番組。

2025年も「Chuang Asia2」と「BOYS ⅡPLANET」にハマりました。また過去に配信されていたLYKNを生んだ「Project Alpha」にも。

そこで使用された楽曲を聴くことで中国や韓国、タイのポップスを知り、メンターまたはマスターと呼ばれるミュージシャンやダンサーの言葉に頷き、そして練習生の彼らの努力に思いを馳せる。

「Chuang Asia2」と「BOYS ⅡPLANET」は毎週が待ち遠しく、とても熱心に視聴していました。

 

オーナメントオーナメントオーナメント

 

私が2025年にハマったエンタメ作品はこのような感じでした。

2026年も毎週が楽しみになるような作品に出会えますように。

そして、本当に難しい問題なんですけれど、エンタメを愛する私としては祈らざるを得ないことは、

中国も!香港も!台湾も!タイも!日本も!そして紛争を抱えている様々な国、

どこでもそこに住む人たちが平和で、納得できて、不安の少ない毎日を送ることができますようにお願い

 

さあ、もうすぐ。

ハロー、2026年!

 

 

先日、私よりもたぶん30歳以上は若い女性がビールを飲んで少しリラックスした口調で話し始めました。

仲良くしてる友達が何人かいて、集まって映画の話をよくしてたんですが、そのうちその友達が結婚して子供ができて、なんとなく疎遠になってきたんですよ、と。

私の経験からの考えを話してもいい?と前置きして、彼女に答えました。

これまでのことを考えると、約10年単位で友達って入れ替わる。別に仲たがいしたとかではないのだけれど、お互いの生活環境の変化の中で少しずつ価値観が変わってくるせいだと思う。だから、すごく大切だった友達と疎遠になっていくことを怖れないでいいと思う。それでもやはり人との中にいたほうがいいと思う。新しい関係をまた構築していくのがいいと思う、と。

その時、なにかが変わりながら巡っていくイメージが頭の中にありました。

 

1年、という単位での変化は緩やかだけれど、しかし少しはあった。

その「少し」が累積していって、例えば10年で考えると、結構いろんなことが変わったなと思う。変わらないこともあるけれど、でも人間関係は変化したな。10年前にはタイドラマにはハマってなかったから、それを境に出会った人は多数あるし。店の場所が変わったことでも人間関係に大きな変化があった。その中で変わらず来てくれる人がいることもまた確か。

 

私の2025年。

「あ、1年(近く)続いた!」という喜びがまず真っ先に浮かぶ。

●去年の1月から、朝の出勤前に夫と10分間のストレッチをすることはちょうど1年続いた。1年続けばちゃんと習慣として日常に組み込まれていく。これからも続けていきたいと思う。

●英語学習は、グループレッスンを経て今はずっと独学だけれど、春に思い立って始めたDuolingoは開始して今日で342日、毎日どんな時も休むことなく継続してる。これを始めたせいで1日約1時間近くは英語に向き合っている。

●2022年秋から始めたHipHopダンスはこれで3年続いた。気持ちよく楽しくダンスできるカラダを目指していきたい。

●友達と毎月短歌を作ってふたり歌会をやっていこう、と4月から始めて、これも続いてる。

●2025年もなんとかうちの店は継続できた。商売は山あり谷ありだけれど、仕事自体は楽しいからできる限り続けていきたい。

 

変化と言えば・・・。

●今年は病欠で休むこともなく・・・と思っていたら12月23日、夫は網膜剥離の診断を受け、緊急手術&入院に。繁忙期に2週間以上休むというオソロシイ事態に。しかしお互いの体や食事を見直すいい経験になりそうでもある。

うちの毎日の食事はそんなに悪くはないと思っているのだけれど、夫の血糖値は高めだ。夫の亡父も早くから糖尿病を患っていた。今回の入院での病院食は、夫にとって新たな発見があったみたい。その病院食を意識して食事を改善しようかな、なんて言ってる。年明けには糖尿病内科を受診しようかな、とも。ずっと私が口を酸っぱくして言ってても全然応えなかったのだけれど、やっと自分の血糖値の高さについて危機感を持ってくれたみたい。

●何十年も旅行は私と夫、一緒にしてきたし、楽しくていい相性だって思っていたのだけれど、2023年の私のタイひとり旅から始まり、今年の釜山旅行で、「もうお互いのタイミングに合わせて旅行するのは結構しんどい・・・」と思い至った。これも私にとってすごく大きな変化の一つ。年を取ると、おなかが空くタイミングも違うし、空いてないけれど相手に合わせて食べることもできなくなってくる。旅でしたいことが違ってても、若いときはそれに合わせる体力があったけれど今はもうそうではない。今年はそういうことにはっきり気付いた年だった。

お互いにやりたいことをして、朝とか夜の食事時に集合してお互いの成果を報告しあい、また別々の楽しみにそれぞれ向かう。そういうことが楽しいということに気付けたのは、私にとって本当に大きなことだった。

●私の父が亡くなった。私の年代はみんなそうだけれど、周囲や自分の家族が老いの人生をどこでどう過ごすか、そしてどこでどう死ぬかは、自分に直結する出来事であるし、その未来は本当に自分の身近なことに思える。

 

とにかくはしたいことはすぐにやり、毎日を楽しく生きていくこと、そこに答えを探す日々である。

こんな年になってまだ、私はやっぱりこういうことが好きなのだなあ、こういう時間が楽しいのだなあと発見することが楽しみなのだ。

 

2025年はこんな年でした。

2026年も好きだと思える人の中で楽しく生きていきたい。

どんなことの中にも面白いことは潜んでいるから、それをひとつひとつ探したり摘み上げたりしながら生きていきたい。

そして、世界がなるべく平和でありますように。

 

画像は、入院中の夫から、退院してもしばらくは安静にしていないといけないことがわかって届いたLINEのスタンプと私の返信。ほんと、なにがあったってその裏には楽しい側面もあるなって思った。

 

 

 

2025年11月25日。待ちに待ったGMMTVの2026年の作品ラインナップが発表されました。

ちなみに去年発表されたもので公開されたもの・未公開のものは現時点で以下の通りです。

 

 

さて今年は配信時間は5時間以上!そして去年に比べてGL作品多数。GMMTVが抱える女優陣のこれまで以上の活躍が期待されます。

今年は3部構成で、1部・・GL 2部・・BL・GL以外 3部・・BLという構成でした。

あまりの本数なので2部と3部の作品を中心に発表順に記録していきます。

27作品あります!

 

OVERDOSE 

監督 Tle Tawan Charuchinda(Hide&Sisなど)

キャスト Tu/Nani/Nanon/Chari/Book

個人的期待値星星星

 

Surf 'n' Love

監督  Captain Rawiphon Hong-ngam(Summer Nightなど)

キャスト Ohm/Parn/Est

肉体美星星星

 

Mr.Kill

監督  Chic Sakon Tiacharoen (Leap Dayなど)

キャスト Dew/Tee/Singha/

ストーリー期待値星星星

 

Arrest and Action

監督 Dome Jarupat Kannula ( Peaceful Property など)

キャスト Sky/Nani/

監督&ケミ期待値星星星

 

Scarlet Heart

監督 Fon Kanitta(High School Frenemyなど)

キャスト Tu/Win/Nanon/Tay Tawan/Fourth・・・

無事見れますようにお願いお願いお願い

 

I Will Always Save You

監督  Jojo Tichakorn Phukhaotong (That Summerなど)

キャスト Jimmy/Sea/Dunk/

監督大好き度星星星

 

The Invisible Dragon

監督  Ja Yosssinee Nanakorn (初監督作)

キャスト First/Khaotung/Namtan/Bright/

FirstKhaotungは好きだけどここはBrightさんに期待値星星星

 

Unlucky Bae

監督  Yokee Apirak Chaipanha (初監督作)

キャスト Mac/Tham/Stamp/Aun

 

Cupid's Ghost

監督 現時点で不明

キャスト Earth/Mix/Ohm Thitiwat/Poon/

個人的期待値星星

 

How to Survive My CEO

監督  Natthanon Kheeddee (Revampなど)

キャスト Joong/Dunk/Lego/Tui

個人的期待値星星

 

17th Spring

監督 New Siwaj(Perfect 10 Linersなど)

キャスト Aston/Chokun/Titan/Singha/

若手期待値星星

 

Plan B to U

監督 現時点で不明

キャスト Boun/Prem/

個人的期待値星星

 

Roommate Chaos

監督 Au Kornprom Niyomsil (My School Presidentなど)

キャスト Mark Pakin/Ohm Thipakorn/

個人的期待値星星

 

When Oranges Fall

監督 New Siwaj(Perfect 10 Linerなど)

キャスト Almond/Progres/Ken/

爽やか値オレンジオレンジオレンジ

 

Gunshot

監督  Koo Ekkasit Trakulkasemsuk ( Friendshit Forever など)

キャスト Off/Gun/

個人的期待値星星星星

 

Good Boy

監督 New Siwaj(Perfect 10 Linersなど)

キャスト Mick/Luke/

若手群像劇はみんなNew監督ですかカチンコカチンコカチンコ

 

Lovers & Gangsters

監督 Wun Songsak Mongkolthong ( My Sweetheart Jom など)

キャスト Force/Book/Great/Bright/

来ましたよGreatBrightが!星星星

 

Twenty One

監督  X Nuttapong Mongkolsawas (など)

キャスト Junior/Mark/Nut/Hong/Great

個人的期待値星星星

 

My Professional Boyfriend

監督  Ninew After graduating (Only Friendsなど)

キャスト Winny/Satang/

個人的期待値星星星星

 

Kiss Me, Remember?

監督  Junior Sanpetch Wongprasertphol (初監督作)

キャスト Barcode/Kin/

爽やか度チューリップ黄チューリップ黄チューリップ黄

 

Billionaire Biker

監督  Champ Weerachit Thongjila (2getherなど)

キャスト Aou/Boom/

個人的期待値星星

 

Write You Again

監督 Waa Waasuthep Ketpetch (Be My Favoriteなど)

キャスト Krist/Singto/

個人的期待値星星

 

Weirdo-101

Champ Weerachit Thongjila (2getherなど)

キャスト Sea/Keen///

あらChamp監督最近忙しそうねカチンコカチンコ

 

Match Point

監督  Chic Sakon Tiacharoen (Leap Dayなど)

キャスト Ping/Teshow/

PingようこそGMMお祝いお祝い

 

You Maniac

監督  Prang Sasinan Pattana (Break Up Serviceなど)

キャスト William/Est/

キャストへの期待は高いが監督はまだ経験浅そう星星星

 

The Spooky Love Tale

監督 現時点で不明

キャスト Perth/Santa/

個人的期待値星星

 

Replay(制作中止)

キャスト Tay/New/Pond/Phuwin/Joss/Gawin

残念ながら制作中止タラータラータラー

 

High & Low Born to Be High

監督 Hlung Kamthorn Lorjitramnuay

キャスト Nanon/Sky/Nani/Joss/Pond/Sea/・・・

2027年予定

 

オーナメントオーナメント

以上です。

ちなみに去年のGMMTV2025に関するブログはこちらです。

 

 

 

 

 

私が一番最初にお世話になった配信サイトは「FOD」です。

それまで、映画は映画館派の私は配信サイトに入る理由が全くなかったのですが、2018年、FOD独占で『ポルノグラファー』配信ということで初加入。そして長らくFODだけにとどまり、『ポルノグラファー』『インディゴの気分』を見倒す合間に日本や台湾のBL作品を観ていきました。

現在は金銭的な都合で様々な配信サイトに入ったり抜けたりです。

9月になり、久々にFODに入ってマイリストに見たいドラマをピックアップしながら、

『さすがやで。やはりBLといえばFODやないかい!』

とニヤニヤしてました。
 
まず観たのが韓国BL『何か間違っているSomething's Not Right』です。
2025年の作品ですがまったくのノーチェックでした。
主演登場人物は3人ですが、どの子もこの作品がデビュー作のようです。
 
ド・バウは幼馴染のチ・フンにずっと片思いをしています。彼らは幼いころから一日中を共にするほどの友達同士ですが、もう気持ちが抑えられなくなりそうで友達でいられないと思ったド・バウはチ・フンに絶交宣言をします。しかしチ・フンはそれを受け入れません。
ド・バウのひそかな思いを託したノート。それを彼は図書館の中で落としてしまうのですが、それをアニメ学科のチョン・ハミンに拾われてしまいます。しかしそれが日記ではなく優れた小説だと勘違いしたハミンは、ド・バウにそれをもとにしたアニメ作品を作らせてもらえないかと迫ります。
 
書きかけの小説だと思ったハミンがアドバイスしたことを実行するド・バウですが、チ・フンは想定した行動とは全く別のことをします。
おかしい。そんなはずではないのに。何かが間違っている!
 
こどものころの好き、というのは、「コロッケが好きー!」とか「アイドルの〇〇が大好きー-!」とか、そう思い、ほがらかに口にすることで完結していました。
でも中学になって身近な誰かを好きになったとき、好きという気持ちと同時に感じたのは、その「好き」は知られてはいけないことだ、という感情でした。
気持ちを伝えて両思いになる、ということよりも、知られてしまってクラスメイトとしても気まずくなるのを是が非でも避けたいという気持ちでした。秘めた気持ちがバレさえしなければ、いくらでも話しかけたり遊んだり何かを貸し借りしたりできたのです。
 
ド・バウもずっとそうしていたのですが、高校生になり、どうしても身近すぎゆえにチ・フンに気持ちを偽ったままでいられなくなり、「好きだ」といいます。チ・フンも「俺も好き」と言います。
え。両想いじゃないですか?!
しかし、ド・バウは思うのです。
違う。何かが間違っている、と。
 
好きだと言って、僕も好きだと言われても、何か違っているような気がする。その好きは、自分と同じ「好き」なのだろうか。
じゃあ付き合おう、という。「いいよ」と言う。
でも、その付き合うは、自分が考える「恋人として付き合う」なのかどうか。
言葉を交わしても、それでも相手の考えていることがわからない。
ずっと幼馴染だったからわかっていると思っていたはずの相手のことが、まったくわからなくなっていく。
 
そういった10代のころの感情を描いた良作です。
是非観てほしいです。
 
ドラマのタイトル、Something's Not Rightの出し方も
「こんなはずじゃなかった!!」感がめっちゃ表現されていて、本当に気持ちがいい。
韓国BLでほんと多いこじらせ男子ですが、ド・バウはこじらせ男子の最上位を行くキャラではないでしょうか。
 
作品的に非常に優れた韓国BLでありこじらせ男子系BLとしては、『秘密の間柄』や名作、『To My Star2』『恋愛至上主義区域』『僕の指先に君の温度が触れるとき』などがありますが、この『何かが間違っている』もその中に入ると思います。
FODに加入したらぜひ見てみてくださいね!
 
 

  My Magic Prophecy

監督  A Natthaphong Wongkaweepairod 

(『The GAP』『The Sign』など)

キャスト

Tap:Jimmy

In:Sea

・・・・・・・・・・

Ton:Save Saisawat

Pong:Franc Naruth

Kan:First Kanapan 

 

JimmySeaの良さ

この作品の第1話を観て最初に思ったのは、「JimmySeaって作品に恵まれてるなあ・・・」でした。

『ViceVersa』『Last Twlight』に続き、CPでの作品はこれが3作目。

特に2023年11月~2024年2月に放映された『Last Twilight』は2024年のタイBLドラマの中でも非常に評価の高かった作品でした。

そして、今回の作品もすごくいいんですよ。

占いに関して拒否反応が強い、医者のTapと、なぜかTapの危険を察知してしまったタロット占い師In。

危険を回避するためにInの住んでいた田舎へ身を隠すのですが、その田舎での生活と、バンコクでの病院内で繰り広げられる策謀を描きつつ、ふたりがゆっくりとお互いを理解しあい、関係を深めていく姿を描いています。

 

GMMが抱える俳優たちの中で、この数年、固定CPとして安定してドラマに出演し、LOLにも参加するCPに、EarthMix、JoongDunk、ForthBook、FirstKhaotung、PondPhuwin、GeminiFourthそしてJimmySeaがいます。

この中で、JimmySeaがもっとも多くマイノリティな人を演じていると思うんですよ。

『ViceVersa』では、Jimmyは人気俳優、Seaは就活中の学生でしたが、このふたりはその記憶を持ったまま異世界に転送され、別の人間として生きていくことになります。

『LastTwilight』ではJimmyは前科持ち、Seaは視力を失ってしまった元バドミントン選手。

そして今回はJimmyは医者、Seaが身近な人間の未来予測もできる占い師。両親の死を予測するも何もできず、それゆえトラウマを背負った青年を演じています。

 

Seaくんは元来、きれいな顔をしているうえに鍛えられた体も美しい人なんですが、少し内向的な役が多いですよね。

『The Trainee』でのオタクっぽい感じもとても良かったです。

Jimmy先生は、『BadBuddy』でのキレやすいWaiは最高だったんですが、基本的には慈愛のこもった表情で相手を包み込んでいく役柄がとても多いです。

で、その、Seaくん演じる思考が内側にこもっていくタイプの登場人物を、Jimmy先生演じる人物がゆっくりと包み込んでいくんですよね。

まず最初に相手への理解があり、決して急がずに相手の歩み寄りを待つのが、Jimmy先生演じるキャラの共通点です。

なんにせよですね、Jimmy先生のまなざしから、すごくあったかくて深い愛がいつも滲み出てるんですよ。

そして彼らが傷を負っていたりマイノリティだったりする役柄を丁寧に表現していくところ、これがもう他のCPにはないJimmySeaの魅力だと思うのです。

 

視聴方法(2025年9月現在)

●楽天TVにて毎週日曜配信

●VPNに繋いでYoutube


タイが好き、というかタイのエンタメにハマっていますからね、「タイ」の映画、そら観に行かねばならぬ。
そういう気持ちもあるんです。
でも、そういうことではなくて、これは映画好きな人にはとてもお勧めしたいわ!と思ったのが現在(2025年6月現在)公開中のタイ映画『親友かよ』です。
まずは、映画のテンポの良さ。
例えばオープニングですね。
登場人物がなにかとても嬉しいことがあったらしく、軽快に動いていくその姿を追う心地よいカメラワーク。アップになるその笑顔。そしてその彼を遠くから映す真正面からの映像を、横から高速で移動するものが瞬時にぶった切っていく!
そのスピード感溢れる最初の映像でもう、うわっと私は前のめりっていうか体が10cmぐらい宙に浮いたっていうか、そんな感じでした。
ほんと、この映画の最初のおすすめポイントは、そのテンポとスピードです。
若い俳優の子たちもみんな魅力的です。
本当にざっくりとですが、この映画の設定を紹介します。
高校卒業を数か月後に控えたとき、「ペー」という男子が転入してきます。
人とコミュニケーションをとることに何やら問題がありそうなペーペーは受験免除での大学進学を狙って短編映画コンクールに応募することを思いつきます。内容は、亡くなったクラスメイト、「ジョー」について。そこに映画監督の娘であるボーケーや高校の映画部メンバーが集まってきます。
主人公であるペーは、かなりヤバいやつっぽいです。前に付き合ってた彼女に対しても、そして転向した先で話しかけてくれたジョーに対しても。さらにはひとりになったときの謎のダンスや動き。不気味でそして面白い。
そんな風に物語に引き付けられていくのですが、前述したとおりペーは映画の製作を始めるのです。
この、映画を作るというシーンは、映画好きならきっととても面白く感じられるのではと思います。
そしてだんだんと気付いていくのが、この作品の脚本の面白さです。
最初にざっくりとあらすじを書きましたが、まずは予告などで提示されているその設定から受ける印象は早々に裏切られます。さらに最初の部分から描かれている世界、それも、誰かの目で切り取られた「ある瞬間」の世界なのです。しかし、その同じ人物が経験した過去、過去に見た世界、それを最初のシーンに少しずつ足していくと、そこには観客が「きっとこうなのだろう」と感じた世界とは全然別の世界が現れてくるのです。
例えばある印象的なセリフ。それを最初に言ったのは誰だったのか、とかね。
少しずつ紐解かれて開かれていく世界。
そうやって少しずつ、少しずつ、私たちは最初に思っていたところとは全く違うところに立たされていきます。それこそがこの映画の面白いところです。
 
この作品の脚本も務める監督は33歳(多分撮影当初は30歳?)という若さです。
タイのエンタメ界は若い人たちが活躍しているところがすごくいいね。
様々な映画へのリスペクトを込めた楽しい映画製作シーンや音楽、そして上手に使われてクスリとさせる(あるシーンでは泣かせる)「監督のポーズ」、本当にいいテンポで丁寧に作られています。
予告にでも出てきますが、前述した「ある印象的なセリフ」のひとつに、
「君のことを知らない僕がいつから親友になれると思う?」
「秘密を打ち明けた時からだ」
というセリフが出てきます。
この定義は作中でとても効果的に使われるのですが、
実は最後に、観客にしか明かされない秘密がそっと登場するのです。
見終わって気が付いたのですが、つまりそれは観客であるわたしたちも「彼」の親友となったということです。
 
『親友かよ』を見た前日、韓国映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』を観ました。
こちらも本当に素晴らしい映画です。
そして面白いことに、両作品とも「友達」について描いています。
なにがないと私たちは生きていけないのだろう。映画を見ながらそんなことを考えていました。
「友達」という存在は人生のオプションではない。
もしかしたら、ないと生きていくことが困難なものではないか。そして私たちを生かしてくれるものではないか。
年を取っていくごとにそう思うのです。
ちょうどその数日前、私は古くからの友人のことを考えていました。
その人は、昔その人が所属していた世界に近いところにいた人たちと会っていました。
話はいつも一緒で、過去のこと、しかも過去に出会った人たちに対するあまり良くない思いです。
それを語ることで今の自分を確認し、正当化しているようでした。
「そんなこと、やめなよ」と言いたかった。でも言えるほど私はその古い友人の人生に責任が持てるのか。そんなことを考えて言うのをやめました。
そして考えています。
友達。いや人によっては家族、夫や妻、またはパートナー。そういう人たちと、常に「今」を共有し、今そこにある楽しいことや好きなことを、またはお互いに今立ち向かうべき問題を語り合いたいと。
ずっと変わらない過去のことを繰り返し話しているよりも。
『親友かよ』のペーは、成長して、高校で出会った映画部の人たちや衝突もしたボーケーと、きっと彼らの目の前にある「今」の話をしていくのだろうと思います。
私も、きっとこれからも。

 

 

(GMMTVのIGより)

 

GMMのLOL、「Love Out Loud Fan Fest 2025」

2021年の開催の時は、KristSingto/TayNew/OffGun/BrightWinの4組8人だったんだよね。

2025年は最多の22人!!

インパクトアリーナで5月17日・18日の開催でした。

私は2日目のストリーミングチケットを購入しました。

公演から2週経った5月31日から、Rerunという再放送配信チケットで観ることができました。

さて、その日になって配信時間を見たら、驚きの5時間半・・・!

そのチケットによる全視聴時間は7時間ちょっとなんだけど、1回観終わったら残りはもう1時間半ほど。

実は1回目はいろいろ仕事などをしながら観ていたので結構見逃していて、それで休日の今日、気にいったところを繰り返して観ました。以下はその感想です。

 

宝石緑まず最初に感じたのは。

これは毎回思うのだけれど、彼らは俳優としての仕事をしながら、まだ学業がある人もいて、そんな中で自分のCPだけでなく、いろんな人たちとの歌やダンスがあり、その練習は一体どれぐらい大変なんだろう・・・と思うことです。ちょっと過酷過ぎないかしら・・・。

 

宝石緑去年やおととしは確か、CPで間にトークを挟んで歌が2曲。その構成が終わってからメンバーがいろいろ入れ替わってのショー、だったけれど、今回は全員の登場の後で最初にひとりひとりの挨拶があり、その後、最初から6人、次は5人というグループでのショーで始まりました。

挨拶の時に『つくづく多いわ・・・』と思いつつも、『でもここに歌ウマのGreatさん含めたGreatInnは』とか『SkyNaniが入ってもいいのにな』などというのが頭をよぎり、つまりは現在のGMMの俳優で歌やダンスが出来る人たちの層がどんどん厚くなっていることに驚いてしまいます。

そしてこの大人数の中でトークを仕切っているのが、若いGeminiFourth、特にGeminiだということにも、たった1年のことながら、その「1年」の重みを感じさせられました。

 

宝石緑9曲目「Bad Girl Like You」を歌うPondPhuwin。

Phuwinがさー、もうほんとすっごく変化したよね・・・。なんといってもFrankDrake主演の『 'Cause You Are My Boy 』で14歳の頃のPhuwinから観てるわけじゃないですか。それが、17歳の頃から身長、特に足がニョキニョキ伸び、今は全体にきれいに筋肉がつき、今回はきれいな上腕の筋肉を見せている。そして今回は髪が伸びてて・・・!

Phuwinって、マジメ優等生とか堅物とかお坊ちゃんとか、そして基本的に学生役が多いけれど、Pondと共にどんどんワイルドな役を演じてほしいと思いながら観てました。

 

宝石緑10曲目が期待のWilliamEst。曲はルークトゥン。2人ともチェックのジャケットとパンツに花柄のシャツ。めっちゃ可愛い!そして登場したEst、かつての水泳選手だったEstは、もうほんっと俳優の顔だ!

そりゃEstは確かに2000年の『love By Chance2』から俳優をやっているのだけれど、主演は今回の『ThemePo』が初めて。しかし登場した顔は堂々たる俳優の顔で、そのことに胸が撃ち抜かれたよ。コンサート慣れしているWilliamにまったく引けを取らないEstのステージング。恐ろしいわ・・・。

最高のパフォーマンスでした。

 

宝石緑15曲目、PerthSantaのパフォーマンスは気合いと覚悟がとても感じられた。

『WeAre』で新たなファンを獲得したふたり。しかし、Perthには過去に、Saint、そしてChimonとの作品で出来た大きなファンダムがあり、そしてSantaもwabi-sabiで「SantaEarth」というCP活動があった。その過去のファンを納得させる、またはPerthとSantaふたりの活躍を愛するファンを新たに獲得する、そういった強い決意があったんじゃないかしら。

Perth好みのロックと男臭い世界観に踊るSantaの強い目力。そしてトークになると甘々な雰囲気で手を繋ぐしキスをする。そのひとつひとつが私には彼らふたりの覚悟と意気込みのように見えました。

JASP.ERのSantaも大注目だけど、PerthとSantaはここからどんな作品を作ってくれるのか、すっごく楽しみになってきました。

 

宝石緑様々なパフォーマンスが続く中、また驚かせられたのは、24曲目、JASP.ERの新曲「Take It Off」を歌ったJASP.ER。

LOL参加メンバーのJoong、Santa、Pond。そこにAouがゲストとして登場!!

この時のAouくんの顔のなんて輝いていて美しかったこと!!

そうなんですよ、「多すぎる22人」の中にAouBoomがいないことを寂しく思ってたんですよ。しかしこんな形でAouくんが出演するなんて。ちょっと泣けてしまいましたよ。

そして25曲目には、LYKNが新曲「First Sight」で登場!

まあね、ライザーミュージックとしてJASP.ERとLYKNを出した、というところかもしれませんが、でも欠けていたパズルが埋まった感があり、とにかく胸熱展開でした。

 

宝石緑Sexyだったり男臭いハードロックだったり、POPだったり可愛かったりと一曲ごとにいろんなパフォーマンスを見せてくれるLOL。

後半に入り、またCPでのパフォーマンスになりました。

歌もダンスもそんなに得意ではないと思われるForce。そのForceBookのパフォーマンスはエンドルフィンというアーティストのバラードが31曲目でした。この時のForceBook、特にForceがまさに俳優でした。歌詞に感情がしっかり入っているのが伝わってきます。或るなにかのシーンのようで、まさにミュージカルのようでした。何故かこれは観ているだけで涙腺が緩んできます。そして曲が終わった後、ForceとBookに戻って力のこもったハグ。私も心の中でぎゅっとこぶしを握ったよ。よく頑張った、Force、Book!

 

宝石緑32曲目のJimmySeaが歌う、TillyBirds×POLYCATの新曲も好きな曲だけに良かったのだけど、ほんとSeaくんの顔に落ち着きと余裕が感じられるなあ。そこにも時間の経過が感じられるわ。

そして33曲目がJoongDunk。

LOLでのJoongDankの選曲とパフォーマンスはいつも好きなのよ。去年とおととしはJeff Saturの曲。 

今年は6曲目のときにGALCHANIEの「Baby Tee」、そして33曲目でPERSESの「Bodyguard」。今年の選曲も好きよ。

 

宝石緑34曲目にWilliamEst。前半のルークトゥンとは違い、しっとりと、そして強く歌い込みます。

歌い始めるWilliamの顔が、歌うことに対してなのか、そして歌詞に心を乗せているせいか、とろけるような優しい顔でEstを見ながら歌い出します。そしてこれを聴きながらWilliamが歌詞の世界をものすごく大事にして歌う人だということが伝わってきます。その世界観が伝わってきて、これも観ながらなんだか泣けてしまうやつ。

ちなみにこのパフォーマンスでは、Williamは歌の力でEstを泣かせにかかったんじゃないかしら。

 

宝石緑35曲目のBounPremも本当に素晴らしかった。

今回は他の出演者に比べてPerthSantaには特別な覚悟があって挑んだと思うのだけど、それはBounPremもそうだったと思う。まるでその思いの結晶のようなパフォーマンスでした。

実を言えば顔の好みも、そして俳優としてもPremくんのほうに目が行ってしまうのですが、この時のBounくんの愛情を表現した圧倒的な表情に心を奪われてしまいました。そしてそれにふさわしいものすごく美しいステージ演出。

もうほんと、この辺り私はずっと泣いていました。

 

宝石緑GeminiFourthがトリかと思ってました。GeminiFourthには他のメンバーより多くパフォーマンスが用意されていましたね。しかしおとうさんを失くしたばかりで剃髪して間もないFourthですが、僅かに伸びた髪をオレンジにし、眉にスリットを入れ、体も逞しくなっていて存在感が強くなってて本当にびっくり。歌う声もいいし。

で、トリはPerthSantaでしたね。そのことにもちょっと驚きでした。

 

さて来年はどんなメンバーになるんだろう。

 

LOL2024のことはブログにしてなかったなー。

2023年のがあったのでリンクしておきます。

 

 

ChuangAsia2の成り立ち

 

全10EPで2025年4月6日に終了したChuang Asia2。

アイドルサバイバルオーディション番組です。

2021年に「創造営」という、中国のテンセントビデオの制作でグローバルボーイズグループを作るためのサバイバルオーディション番組があり、そこからデビューしたのが INTO1 。私はこの番組を見ていなかったのですが、日本人やタイ人の参加も多く、しかもタイ俳優のNineやPatrickが出演していたため、私のSNSのタイムラインでその番組にハマっている人たちの投稿をよく目にしていました。

しかし中国では2021年に国内でのアイドルコンテスト番組の制作と放送を禁止しました。

そのため、制作のテンセントは「創造営」から「Chuang Asia」と名を変え、さらにオーディション地をタイに移し、アジア諸国で展開することにしました。

「Chuang Asia」ではガールズグループを、そして今回の「Chuang Asia2」でボーイズグループの誕生させました。

※注 テンセントビデオ 中国の動画共有サービスで、世界向けにWeTVを展開している。

 

Chuang Asia2

番組プロデューサー

The8(中国人ダンサーでSeventeenのメンバー)

BamBam(タイ人ラッパーでGot7のメンバー)

メンター

Tia Ray(中国人シンガー)

Yaya(タイ人女優・歌手)

Jeff Satur(タイ人俳優・歌手・プロデューサー)

配信

WeTV(VIPでなくても観ることができます。日本語自動翻訳付き)

 

 

まずはこれを見て!

私がChuang Asia2で最初に度肝を抜いたこのパフォーマンス!

一番最初、出会ったばかりの練習生たちが自主的にグループを組んでパフォーマンスを行い、それについて一人ずつランク分けされるのですが、これはタイ人の男子たち6人で作った「Super Thai」。

もうなんならこのままデビューして!!

 

 

アイドルたちが目指す多様な世界

宝石緑Hu Yetao

「Chuang Asia2」最初のポイントは、Hu Yetao(中国)の出現でした。

彼は実は「創造営」に出演し、敗退していますが3年経っての再チャレンジ。

番組は、まず自主的に作られたユニットでパフォーマンスを行い、そこで参加者すべてにA・B・C・Fと4段階のランク分けをしていきました。そこでHu Yetaoは韓国人・タイ人ら混成の4人ユニットで出演し中国人女性シンガーの曲でパフォーマンスを行いました。Hu YetaoはそこでAを獲得。

メンター及び練習生たちが彼の美しさを賛美する中、The8は

「普通の男性グループとしてこのスタイルをどう活かせるのか?」と質問しました。

それに対するHu Yetaoの返答。

「グローバルなボーイズグループなら普通のボーイズグループに拘る必要はないと思う。2021年に(創造営に)参加し、僕はボーイズグループを定義しないと言った。3年が過ぎ、人々はたくさんのボーイズグループを見てきた。何故またそれらと同じものをやらなければならないのか。僕たちはもう、以前と同じタイプのボーイズグループを作るべきではない。」

この返答に練習生たちも沸き立ちました。

何人かのメンターが発言する中、この回のゲストメンターであり中国人俳優アリエル・リンは「あなた自身が特別な価値を持っていることを見出すこと。それが『Chuang(創造)』だ」と発言。その後も他のインタビューを挟みながら表現の多様性について肯定的に語ります。

BamBamは「人生で初めて、男性を魅力的だと感じた」といい、Yayaは「それは何の問題もない」と付け加えます。

これらのやりとりは、「Chuang Asia2」の意義を象徴していたと思います。非常に感動的でした。

(※これについては、WeTV「Chuang Asia2」 EP2の0:08~0:17辺りで観ることができます)

 

このハイライト動画は、Hu Yetaoの4人でのパフォーマンスのあとに行われた追加ソロパフォーマンス

 

宝石緑Kohi

ジェンダーレスな世界、ということで彼の登場も衝撃でした。

韓国から唯一参加のKohi(韓国)。

「イ・ジョンヒョンだよ!!」と友達がメールで教えてくれました。

顔の区別がつかない私はわからなかったけど、あれほどよく見てた韓国発リアリティショー「ボクらの恋愛シェアハウス」に出演してカップルになっていたジョンヒョン。つまり彼はワールドワイドにカミングアウトしてる人なのです。

ちなみにあの番組では職業をヘアメイク・アーティストと言ってましたが、実は練習生として5年間研鑽していた、ということらしいです。なお「恋愛シェアハウス」ではアイドル研究生だったウン・チャンやダンサーのジョンホ、ドラァグ・クイーンのヒョンなどが登場していましたが、もしかしたら彼らとの交流でジョンヒョンもなにか変化があったとかなのかな。

何故、Kohiが韓国の番組ではなくこのChuang Asia2を選んだのか。ゲイであることを公表済みの彼は、それにふさわしい場所として選んだのがこの場だったのでしょうか。

Kohi、「恋愛シェアハウス」からのファンがついているので投票によるランキングはとても高かったです。却ってそれがプレッシャーになるのではないかと心配していました。しかし結局、彼はそういった以前からのファンの投票だけで残ったのではないと思われます。最初はそれほどダンスがうまくはないと思って観ていましたが後半になるにつれスキルが上がっていくのがわかりました。唯一の韓国人ということで、ある回などは表情が冴えなく暗く感じる時がありましたが、それでも最終ラウンドまで勝ち進んでいきました。最後の回の表情は本当に晴れやかでのびのびとしていました。終了して泣いている姿にも、やりきったあとの達成感が感じられました。

Kohi!次はどんな場所にあなたが立つのかわからないけれど、成功を祈ってるよ!!

 

宝石緑Peanut

Peanut(タイ)はEP7「When The Disco」のパフォーマンスの中でとてもいいなと思い応援していたのですが、彼は何と、現在(2025年4月)私が視聴しているドラマ『Top Form』に出演しているのです!タイBLです!!

なんか嬉しいじゃない?!

 

宝石緑Jeff Satur

類まれなボーカリストで最終ラウンドのコンサートでは見事な歌を披露したJeff Saturが、この番組のメンターであることは非常に当然のことのように思うのですが、この時、改めて紹介されたJeffの肩書は、歌手でコンポーザーでプロデューサーで俳優。

Jeffを最初に知ったのは私の場合は『KinnPorsche』からですが、考えてみたら彼の出演作品はすべてBL作品なのです。2019年のGameplayくんとの共演の『He She It』から去年初出演した映画『The Paradice of thorns』でもゲイ役です。

 

オーナメントオーナメントオーナメント

さて、思い出してくださいね。

2021年に中国は、アイドルオーディション番組を禁止したのですよ。それは男の子たちが「歌がうまい」「ダンスがうまい」「かっこいい」だけでなく、可愛いとかキャッキャしてるとかそういうことに対して評価されることを政策として禁止した、ということです。

それで場所をタイに移しての、この布陣です。

考えてみたらなんというダブルスタンダード。

男性が美しかったりフェミニンな要素を醸し出していたり、ジェンダーがゲイであったり、俳優の仕事としてゲイ役を真摯に演じているとか、そういう人たちがここには存在している、国の政策として禁止していても、そこに需要があり経済を回し、さらには世界がそれを望んでいる。そういったことをChuang Asia2では端的に感じられたことがすごいと思っています。

 

 

アイドル練習生たちが教えてくれるもの

私は昔からアイドルの存在とあまり関わり合いがないと言いますか、特に熱狂したことがありません。

ちょうど同時期に観ていた2024年のタイドラマ『ThamePo』ではアンダーグラウンドのラッパーがアイドルに対して「お前たちショービズのアイドルの音楽なんて偽物だ」とディスります。多分、私もかつてはアイドルに関してそんな風に思っていたと思います。

しかし『ThamePo』を視聴しつつ『Chuang Asia2』を観ていて、彼らがいかに努力してアイドルとしてのポジションを得ようとしているのかが伝わってきました。

歌の巧さ、ダンスの巧さ。そしてそれだけでなく、それを観ている人に伝える顔の表情、体の表情、さらにはその人が持つカリスマ性、語学力、時に可愛さ、時にかっこよさ、などなど。どの人だってみんな素敵なのに、そこから「でもこの人だ!唯一の!」と誰かに思わせる光の輝きは、一体どれぐらい努力したら得られるのでしょう。

 

アイドルサバイバル番組を観ていて、誰を推すか、ということよりも、人としてどうあるべきか、彼らはどんな人なのか、そういうところに注視して観ています。

例えば、Aguang(中国)。

彼は中国のE-Sports界の覇者だそうです。最初の時点では歌もダンスも他の練習生に劣っています。

しかし元々動体視力が優れているとか身体機能やバランスが優れているとかあると思うのですが、それ以上に彼は、目標を定めたらいかにそこに到達するか、ということを経験的に知っている子だと思うのです。することはただひとつ、練習すること。そこを、何をどうやって練習するのか。そしてどう気持ちを維持していくのか。

そういうことを知っている人が伸びていくのだなあと感じました。

 

グローバルグループを目指しているということで主に中国とタイ、そして日本、マレーシア、インドネシア、韓国、アメリカなどから集まっていましたが、観ているうちに国民性についても伝わる局面がありました。

たとえば台湾人のDongDongがこう言いました。

「タイ人と組みたい。どうして彼らはあんなに活発でオープンな心を持っているのか学びたい。彼らは本当の自分を見せる勇気がある」と。

中国人練習生には非常に真面目さを感じますが、タイ人練習生にはDongDongが言う通り、明るさとポジティブさが伝わり、その精神性は最終ラウンドになるまでずっと引き継がれます。

例えばみな、もっとも自分を見てもらえるポジションを得ようと沿力しますが、あるパフォーマンスでリーダーとなったDorn(タイ)は早々に「時間がない中で精神的なあれこれはパフォーマンスの雰囲気を悪くするだけだからみなの希望を叶えたい」といい、センターを希望するXiongの意志を優先します。それでも彼はセンターでなくても自分のパフォーマンスを発揮できる自信があるし、実際にそうなるのです。そういう姿を見ているとますますタイの人々が好きになってしまいます。

 

さて、そこでセンターを得たXiong(中国)ですが、最初の登場から目が釘付けになっていました。

ダンスも表情も、最初の登場から群を抜いてました。繊細でクール。そんなイメージです。

しかし彼の表現が殻を破り切れていないということを最初からメンターたちに指摘されていました。

それが、先のタイ人Dornたちとのパフォーマンスにより変わっていくのです。

彼の魅力は、陶酔能力ではないか、と思います。

Ep7・Ep8では、女性のゲストパフォーマーをフューチャーしたパフォーマンスが披露されます。

そのレッスン動画に、ゲストを入れていない状態で撮られた動画があります。

ゲスト部分は、多分ダンスを覚えるのが早い他のユニットの練習生が代役を務めています。(自分のユニットのパフォーマンスの練習もあるというのに、他のユニットの振りや立ち位置まで覚えるこの代役の子たちが本当にすごい!)

そこでXiongも代役を演じていますが、その陶酔感がすごい!

ファンになってしまいました・・・!

まずは、本番の映像です。

 

そしてレッスン動画です。

Xiongの表情にフォーカスして観てくださいね。

もうほんと、この動画めっちゃ推しなんで観てくださいよ―!!これでごはん何杯でもイケる!!おにぎりおにぎり

 

 

Xiongが推しかというとそうではなくて、と言うかあまり推すという気持ちで全体を見てはいなかったのですが、フォーカスを置いていたのは実はYao Zihao(中国)のことでした。

ZihaoはEP0での登場でも、最初からカマしてきました。そう、彼はどんな場所でも「カマす」のです。

それは一番最初のパフォーマンスでも表れていました。メンターからの追加ソロパフォーマンスの要請でラップを披露しますが、そこに彼の様々な意欲が現れています。

Zihaoには最初から強く「勝ちを取りに来ている!」という意思を感じます。

それと同時に「他人のこと」に対してとてもフォーカスしています。

最初の出会いではすごいハイテンションで場を盛り上げようとし、最初のパフォーマンスを見せるHu Yetaoの登場にものすごく大きな声で声援するのも彼でした。そして他人のパフォーマンスに対してとても大きなリアクションを示して応援したり感嘆したりします。

やわらかで柔軟性に満ちたタイ人に比べて、正直、こんな人は息切れしてしまうのでは、と思えてしまいます。

最初の追加ソロパフォーマンスも秀逸で、メンターたちの賞賛を得ます。しかしBamBamとThe8は彼に評価を下すのに時間をかけました。

「君は我々が求める人だ。しかし問題なのは君の態度だ」「自信のあるのは良いことだがこれからの道を考えると態度や行動についてしっかり考えなければならない。何故なら君はこれからただの個人ではなくなる。チーム、事務所、そしてファンを背負う存在になるから」「人としては謙虚であることがとても大切だと思う」と言われます。

私はこれらの言葉が、やんちゃな彼を戒めるというよりは、彼の持つ不安定さを予見していたように感じられます。

最初から最後まで、私はZihaoを注視していました。様々な表情や行動を。最初の大きなステージで転倒するし、最終回でも彼はとても大切な場面で階段で転倒してしまいます。

最初から最後までHu Yetaoを応援し、TikTokの動画ではあえて彼の影に隠れるようなパフォーマンスも見せます。

どこか、自分の意思と外に対する表現に齟齬があるような、Zihao。

実際にそういうタイプの人は私の苦手とするものなのですが、それでも私はZihaoを見続け、そして彼が最終まで残るように応援をしていました。

 

あ、ちなみにダンスの振り覚えの早いZihaoは、Xiong同様、他チームの女性ゲストの代役を演じています。

これも私の大好き動画なので、ここまで読んでくださった方はか・な・ら・ず観てくださいねッ!

まずは、本番の動画です。

 

 

そしてこれまたごはん5杯はイケちゃう、Zihao代役による練習動画です。

 

 

オーナメント「推す」と言っていいのか、気になった人は上記の人たち以外にはタイのDornを筆頭にTadalee、Ninja、中国のWuxun、Gorden、インドネシアのBianura、その他最初の段階で落ちていった子たちも素敵な子は何人もいました。残るのはたったの7人。でも応援していた子たちの数はそれ以上でした。

みんなみんな、 「NexT1DE」としてデビューが決まった7人も、そして落ちてまた新たな道を行く人たちも幸せでいてほしい。そこがどんな場所でも。

サバイバル番組でアイドル練習生たちが教えてくれるものは、努力の方法論や気持ちの持ち方、人を大切にする方法、そしてたとえこの日は敗退しても、また明日に向かって立ち上がる意思です。

毎週、泣いたり笑ったりしながら『Chuang Asia2』を楽しませてもらったこの3か月でした。

 

もしもこんなものに興味があったら、是非観てくださいね。

彼らのEP1からEP10に至るまでのパフォーマンスと、その原曲MVを交互に入れたプレイリストです。

 

 

 

 

常に考え続ける、生きる意味と、どう生きていけばいいのか。そのときに仮定するたとえば「こんなことが起こったら」
これはそういう物語。
 
誰もネタバレしないでくれてありがとう。
私もネタバレしないように書くから。
 
映画が始まってしばらくして受けるのは「ああ、今時の若い子たちがこんなだったら、老いていく私にはもう生きにくい世界だな・・・」という感覚。
ところが、そうではないことがあるシーンで提示されて、あっと思う。
そして、最初に感じた「生きにくい世界」は実は最初から描かれてはいない。
誰かが物を落とせばそれに気付いた誰かはその人に声をかけている。
路上で楽しそうに踊っている人たちも周囲を見て誰かの邪魔にならないように心掛けている。
見知らぬ誰かのちょっとしたアクシデントから命に関わる大変な出来事まで、「見て見ぬふり」をする世界ではない、ここはそんなギスギスした世界ではない、という世界観を描いている。
そんな世界の中で、ちゃんと生きている三人の少女の物語。「片思い世界」という世界の中で。
 
坂元裕二脚本の「ファーストキス」もすごく興味深い脚本だし面白かった。
今回の「片思い世界」は、世界観が素晴らしい。
そうだな、こんな風だったらいいな、と思いながら、そして音楽に弱いわたしは美しいイントロで始まる合唱曲に泣きっぱなしでした。
主演の広瀬すず、杉咲花、清原果那、3人とも本当に素晴らしかったし。
 
どうでもいいことだけど、広瀬すずが泣くシーンで、私も広瀬すずになったつもりで(はい、ここで笑ってくださいよ)泣いていた。
でもさー、やっぱり俳優はすごいよね。きれいな顔のままで、他の部分を全く動かさないままで、まずは大粒の涙がきれいにツツーっと流れるんだよね。そしてそのままセリフを話すことができるんだよね。私なんて間違いなく、まずはブッサイクな顔になってしまう。目と目の間がきゅっとなってしまって眉間にしわが寄ってしまうし、鼻が充血して赤くなって膨らんじゃうし、唇に力が入って歪んでしまうし。でも俳優たちは他の部分に無駄な力が入らない状態で涙腺だけをパカッと放出するようなイメージで涙を流すのだなあ。
 
どのシーンも切なさが幾重にも積み重なってて美しい。
そしてどんな状況でも希望がある。
あ、ラストシーンは、大好きで思い出すだけで大号泣しちゃう「仮面ライダービルド」ラストシーンじゃん!