上野の兵馬俑展とワイン展 | mior

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金工作家 森田緑のブログ

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メリークリスマス

先週、上野は東博で開催中の『始皇帝と大兵馬俑展』と科博で開催中の『ワイン展』にいってきました。






記念撮影用の実物大レプリカを遠近法で撮影したせいでサイズ感ゼロになってしまいました。


兵馬俑を見るのは初めてだったんですが、鎧から髪型までとても細やかに作られていました。
跪射俑という弓兵が、お笑い芸人のパンサーの髪の毛オールバックでヒゲの生えた人にそっくりだと思ったのですが、友人には伝わらなかったです。
一緒に行った友人から、この時代では髪の毛を切らなかったからみんな長い髪をまとめていた、というのを教えてもらいました。言われてよく観察すると、編み込みしたりお団子3つ4つ作ったり後頭部を三つ編みで十字で支えていたり、成人式の盛り髪なんてもんじゃないくらいこだわりの髪型ラインナップでした。長いのにやたらとあっさりしてしている髪型の人は、毛量が残念だったのかもしれません。容赦ない再現の追求です。

特別展のチケット入場で常設展も見れるのですが、同じ「埋葬品」の日本の土偶や埴輪を見ると、日本の進んだ方向性が違いすぎて「何がどうしてそうなった」と改めて思いました。







兵馬俑のあとは科博へ移動。

音声ガイドが諏訪部順一さんで、もちろん借りました。
冒頭と終わりは低めのダンディな感じで、メインの部分は若いオーナーという設定があったので若々しい爽やかなお声でした。
展示はさすが科博な内容。もやしもんのキャラクターたちもコラボしたらもうちょっと親しみ易かったんじゃないかなと思いましたが、レプリカのブドウを踏むブドウ踏み体験コーナーは楽しかったです。
後半には酒器の展示などもあり、まったく針がないのにハリネズミと書いてある動物型の器に異を唱えたりして楽しみました。
エミール・ガレの酒器に書かれた「毒の詩」だったかな?、その詩を音声ガイドで朗読してくれたんですが、すごくよかったです。低めのお声がぴったり。
15時半からの先着100名無料試飲を狙ってかなり時間に余裕を持って行ったつもりが、気がつけば15時40分。整理券残り7枚でギリギリセーフでゲットしました。試飲は、世界的に広く飲まれている代表的な品種のブドウのワインを選んでいるそうです。赤と白、小さなカップで一口ずつですが、ずっとワインを見ていたので最後に飲めたのは嬉しかったです。
グッズ売り場ではもちろんワインの販売もあり、上野の公園で飲むからと店員さんにカップ付きのワインを買い求めていたおじさんもいました。
ワインは知識もいいけど飲むのが一番。