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あなたのインナーボイスを解き放つ引き寄せボイスセラピストの美音です。
今年に入って、大きな地震が多くなってる印象ですね。
きっとこれからも、あちらこちらで起きてくるのでしょうね。
被害という意味では、小さいに越したことはありませんが、
完全に私個人の体験でいうと、
8年前の4月の熊本地震で、生命の危機を感じるほどの揺れを経験し、
いろんなものが破壊されたことで、
私のマインドと、実生活に大きな変化が訪れました。
熊本地震がなければ、私は、今も県庁職員を続けていたと思います。
あの日、幸いにも私の自宅は、大きな被害はなく、住み続けられる状態でしたが、
私の自宅から車で数分の、母が一人で住んでいた私の実家は、倒壊は免れたものの、柱は傾き、瓦は落ち、窓という窓は粉々に割れてサッシごと落下し、全壊の判定を受けました。
その近所にある祖父母の家は、大きな農家で、台風に備えて立派な重い瓦を使っていたせいで、
瓦の重みに耐えきれず、一階部分がぺちゃんこになって、2階建てだった建物は、2回目の揺れで、一瞬で平屋になりました。
1回目の揺れですでに避難していたので、奇跡的にみんな無事でした。
祖父母の家の前を流れていた素掘りの用水路は、溝だったとはわからないほどこんもりと隆起していました。
何棟もあった牛舎もすべて倒壊しました。
牛はすでにすべて手放していたのは幸いでした。
何日も何日も、水も電気も来なかったので、給水所で水をもらい、銭湯に何時間も並びました。
我が家は、地下水を汲み上げていますが、
停電でポンプが動かないし、電気が来たあとも、肝心の地下水が泥水になっていて、まったく使えませんでした。
そんな中にあっても、県庁職員には緊急招集がかかって、災害対応をしなければなりません。
何人もの職員が避難所や車中泊の車内から出勤していました。
災害対策本部で勤務していたときには、
支援物資が庁内に一時的にストックされている様子をテレビでみた関東の一国民から、
「県庁職員がバカだから支援物資が行き届かないんだよ!」と、電話をとった瞬間からけちょんけちょんに罵倒されました。
通常時はそんな電話には慣れているので、あまり動じないのですが、
その日はさすがに、ものすごくダメージを受けて、ポロポロと涙が出てきたの覚えています。
そして、一番被害の大きかった町の、一番大きな避難所に派遣されたときのこと。
その日は、ミュージシャンの方が、ボランティア
でコンサートをされたんです。
その様子を見ていて、私の中に沸き上がってくるものがありました。
「私もこういうことがしたい!」
公務員として、避難所運営に携わることもとても大切な仕事だけど、
私は、歌で貢献できる存在になりたい!
歌で、傷を癒す人になりたい!
そんな強い思いが生まれました。
そこから、癒しの歌を歌う活動が始まり、
今の私に繋がっています。
それから、全壊した実家について。
私の実家は、西向きに建っていて、東と南には竹林があり、西側にも大きな山崖があって、かなり日当たりが悪かったんです。
しかも母が一人で住むには広すぎるし、これからも住み続けるなら、お金をかけてメンテナンスをしないといけないくらい、あちこち老朽化が進んでいたんです。
さらに登記された字図では、無道路地になっていて、実際も出入口部分を借地していたんです。
いろいろと条件の悪いこの家をどうしたものかと悩んでた矢先の熊本地震。
母は、潔くぶっ壊れた自宅を目の当たりにして、
やったーー!!ラッキー!!
と思ったそうです。
実際、ラッキーなことに、
母は、私の家の隣の空き家を購入して引っ越してきました。
購入代金はほとんど義援金で賄えたと思います。
地震にも持ちこたえた平屋の丈夫な家で、日当たりもよく、一人暮らしにぴったりの小ぶりな家です。
私としても、残業三昧の日々だったので、隣に実母がいてくれることで、平日の子供の送迎や食事の準備をスムーズにお願いすることができるようになって、とても助かりました。
そして今は、母の家の一室を私のプライベートサロンとして使わせてもらっています。
もっというと、自宅の隣の土地が母の土地になったことで、私の土地の利便性が格段にアップしました。
隣の土地の一部が、我が家の土地に迫り出していて、使いづらかったので、
迫り出している部分だけでも売ってもらえないかなーと思っていましたが、
「この土地の形状に大事な意味があるから、切り売りはしない」と聞いて、
「100坪以上もある隣の土地をぜんぶ買うのは難しいよなー。でもいつかは手に入るといいなー」と思っていたんです。
その土地が、熊本地震のお陰で、母の土地になって、
迫り出していた隣の土地と我が家を隔てていたブロック塀を撤去し、一体として整備をすることができて、駐車可能台数が7~8台くらい増えました。
地震のおかげで、土地も引き寄せたのかもしれません。
ちなみに実家の土地は、住宅用地としては、二束三文にかならないような条件の悪い土地でしたが、
その後、近くにコストコが進出してきたことで、ビジネス需要が一気に高まり、
出入口部分の持ち主の土地とセットで、外食レストランチェーンの倉庫用地として、売却することができました。
つまり、
私にとって、熊本地震は、数々のよい変化ばかりをもたらしてくれた出来事だったのです。
大地の強烈な揺れは、私たちの魂をも強烈に揺さぶって、
もしも何かを先延ばしにして、惰性で生きているとしたら、
もう先延ばしを許さない、厳しい選択を迫る出来事にもなり得ます。
当たり前の日常が続くことが当たり前ではないということが、本当の意味で理解できたとき、
人は、自身の魂の望む生き方に舵を切るのかもしれません。
少なくとも私はそうでした。
すべては幸せに繋がっている。
だから、予期せぬ災害でたいへんな状況になっても、
否応なくもたらされた変化を、その先の幸せに繋げることを意識していただけたらと思います。
被害者意識や依存心からはいち早く抜け出すことが大切です。
「何を学ぶためにこの出来事を体験しているのか」
「自分はこの非常時に、何で貢献できるのか。何で貢献できたら、魂が喜ぶのか。」
そんな問いを自身に投げかけていただけたらと思います。
あなたが魂を輝かせて生きることをいつも応援しています。
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【今後の予定】
★音泉浴コンサート@東京神楽坂withクリスタルボウリスト紫音★
日時
5月26日(日)14時~
場所
瑠璃光殿
東京都新宿区白銀町2−11
(神楽坂駅から徒歩5分)
金額 4000円
★パートナーシップのお話し会&ミニコンサート★
日時
5月27日(月)13時~ 16時
場所
東京都内(蒲田駅周辺)
金額
3500円