以前息子の医療保険に入ろうと思ったとき、近所の保険ショップにパンフレットを取りに行きました。
その保険ショップは、保険代理店としては知名度かなり低めのところでした。
指定したパンフレットを受け取って、ついでに試算してもらうと、PCのモニターから取り扱う会社すべての条件が一覧で出てきます。
これは法改正により、該当するすべての保険商品を全部提示し、説明するか、代理店が絞った3社の商品を提示するか選ばなければならないから。
このショップはすべてを選択しているわけですね。
で、こうなると、何が決め手になるのか?
担当者の意見を聞いてみたいところです(笑)
ところが、絞った提案書を印刷するだけで、何も言わないんだなこれが。
「がん保険入りたい」→提案書を条件入れて印刷
「医療保険入りたい」→同上
てな感じで、お客さんの条件しかヒアリングしない。
FPなら、まず所得と資産、将来設計、家族構成などをヒアリングするのは鉄則。
更に、保険に入りたい理由(つまり第一声)とその奥にあるニーズの聞き取りもない。
このショップでは、一切それがなかったんですね~。
うーん、いつ見ても誰もお客が入ってないはずだわ
そこで
「わたし以前保険ショップで働いていたんですよね」と切り出してみました。
「まじっすか。どこでやってたんすか?
え?〇社ですか?どのくらい売ってました?
ぼく、店長なんすけど、うちで働きません?」
と、乗ってきたので(笑)
「ここ、給与体系ってどうなっているんですか?」
と聞いてみた。
「ここは固定給ですよ、ノルマもないし、どうすか?」
やっぱりね~。
と、結果友人の代理店で契約しました。
ガンガン営業されると誰もが引くけど、何のヒアリングもなければ、書店で本売るのと変わらない。
生涯で支払う保険料の額というのは、家を買うのと同じくらい高いのです。(条件による)
何もヒアリングしない、提案しない担当者で選ぶと痛い目に遭いますよ~。
近いからといって、安易にショップを選ばないようにしましょうね。