以前、大手保険会社に勤めていたとき、保険の募集人向けに資格対策講座などをしていました。

 

 

その内容は、1分1秒単位で、言うことが決まっていて、ほんとつまらなかった。

 

 

資格試験は得意なので、「どこが出る、何がポイント、どこを押さえる」ということを本当はズバリ言いたかった。

 

 

でも、それすら言ってはいけない。

 

 

誰が教えても同じ内容なら、セミナーをリアルタイムで開催する必要はないとわたしは考えます。

 

 

こんなレベルなら、動画でも撮って、DVDにすればいいのに、と思っていました。

 

 

会社側の意見としては

「誰がやっても、日本中の支社で提供する講座だから、一定のクオリティを保つ必要がある。シナリオより良くても悪くてもダメ」

と言っていました。

 

 

名物塾講師のように、この講師だったらこんな成果がある、というような優れた人が出没すると、同じクオリティで講演できない人から受けた人は、損に感じてしまいます。

 

 

で、わたしは

「人と同じことをすることを要求するなら、私がやる必要もない」

と、さっさと退職してしまったんだけど(笑)

 

 

協会ビジネスで資格を取って、同じ内容のセミナーを全国各地で開催する起業家さんがいますよね。

 

 

同じ内容であれば、わたしはオリジナルで考案した本人から学びたい。

 

 

門下生から学びたいとは、なかなか思えないのね。

 

 

同じシナリオでも、想いはたしかに人によって違うから、良さはそれぞれだろうけど、クオリティはオリジナルにかなわない。

 

 

以前、わたしも自分が認定する資格によって、門下生を育てようとしたことがあったけど、だからこそソコに気づいたんです。

 

 

わたしが考案するセミナーがあったとしても、そのシナリオで受講生が同じクオリティ、もしくはその上をめざすのは、むずかい。

 

 

でも、逆にね。

 

 

誰かのセミナーを受けて、自分の中に落とし込み、実践や研究を重ねた結果、オリジナルを生み出せば、それはすごくおもしろいセミナーに仕上がります。

 

 

だからね、協会ビジネスにはしたくない。

門下生を育てるつもりもない。

 

 

わたしのセミナーを受講した方が、自分なりの答えを見つけ出して新たな何かを創り出していければ、講師をはるかに超えることができます。

 

 

そういう方が、断然おもしろいし、講師冥利につきますね。