BTS Billboard Music Awards 3冠おめでとう!! | akaneの鑑賞記録

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5月15日、米ラスベガスで開催された『2022 ビルボードミュージックアワード(BBMAs)』において、BTSが3部門を受賞しました。


2022年、ノミネートは6部門で7つ(Top Selling Songに2曲)

Top Duo / Group
Top Song Sales Artist
Top Selling Song - Butter
Top Selling Song -  Permission To Dance
Top Billboard Global (Excl. U.S.) Artist
Top Billboard Global (Excl. U.S.) Song - Butter
Top Rock Song - My Universe



そして受賞結果はこちら。

Top Duo/Group
Top Song Sales Artist
Top Selling Song - Butter




これにより、トータルの受賞数は12

Top Duo/Group (2019, 2021, 2022)
Top Song Sales Artist (2021, 2022)
Top Selling Song(2021, 2022)
Top Social Artist (2017~2021)

彼らはBBMAs 31年の歴史の中で、一番多くの賞を受賞したArtistとなり、これまで17年間無敗だったディスティニー・チャイルドの授賞記録を破りました。







特に昨年は、新曲Butterを5月21日にリリースし

 

 


一番最初のパフォーマンスが5月23日のBBMAsでした。

 

 



つまり、BBMAsの授賞式に照準を合わせて新曲を出したということ。
この頃は、韓国内でのプロモーション活動は全くありませんでした。
この動画、本当にカッコよかったですよね。

 

 

最初の方、サングラスをかけてイケ散らかしてるテテ!!

 


しかし2022年、BBMAsに大きな変化がありました。
「Top Social Artist」賞がなくなったのです!
これは唯一、ファン投票で決まる賞でした。

そして2021年のTop Social Artist賞の投票結果は以下の通り。

 

 


BTSがダントツなのは当然として、そのほかもK-POPグループ。
5位のアリアナ・グランデがかわいそうになるぐらいの票差です。
もちろん賞レースだって、その時々の流れに合わせてアップデートしていく必要はありますが、これは明らかに意図をもって廃止されたように感じます。




BTSは2017年から5年連続でTop Social Artistを受賞。
このビルボードに最初に登場したのも、Top Social Artist賞からでした。
それまではジャスティン・ビーバーの独壇場だった賞です。

2017年に初めて授賞式に招かれ、スピーチ。

 

 

 

 

2018年、2019年は現地でパフォーマンスを行い

 

 

 

 

 


2020年、2021年はコロナのためVTR参加。
 

 





今回も、先月ラスベガスから帰国して、また5月に渡米するのかと思っていましたが、5/9の時点ではっきりと、「6/10のカムバックに向けて準備しているから、ラスベガスで開催されるBBMAsの授賞式には参加しない」と表明しました。
新曲が出ていないので、ノミネート曲が再度「Butter」だったりしたこともありますが、「受賞感謝コメント」動画すら、出さなかったのです!

非常に驚きましたが、とても潔いと思いました。




4月16日、ラスベガスライブ最後に発表された予告動画

 

 

 



最後に「We Are Bulletproof」の文字と、2022.6.10の数字が表示されました。

2022年6月10日に発売される新アルバムは、昨年7月の「Permission to Dance」から約1年ぶりの新曲リリースとなります。

PTDツアーはラスベガスで終了
6・10に向けて新たなタームに入ったわけです。

 

 


RMから「僕たちの原点にもう一度戻る」というようなコメントもありましたし、タイトルが「僕たちは防弾だ」ですからね。

「We Are Bulletproof 僕たちは防弾少年団だ」というのをproof(証明)する!という強い意思表示を感じました。
 

 

 


この2年間、アメリカの音楽業界にターゲットを絞って出来る限りの活動をしてきましたが、それも終了ということなのでしょう。
もう彼らの記録を破るのは彼らしかいない状況ですし、ある意味、頂点を極めた部分もあります。

 

急激にスターダムに登ってしまった時には、落ちることが怖くてたまらないと言っていましたが、今は「墜落は怖いけれど着陸なら大丈夫」と言えるようになりました。

 

少し低空飛行になったとしても、これからは、アメリカで(世界で)受ける曲ではなく、本当に自分たちがやりたいことをやっていくんだろうなと思いました。

 

これからも英語曲はリリースするだろうけれど、「賞をくれるなら貰いますよ」ぐらいのスタンスで、あえて獲りに行くことはしないでしょうね。
もうそんな必要もないし、相手にしませんよって感じです。


グラミーやビルボードの方が、BTSの人気にあやかっていたのですから。
今年のbbmasですが、3年ぶりの有観客授賞式にも関わらず、会場はかなりの空席が目立つ投稿などもありました。

 

 


ただ、アメリカの音楽業界を責めるのも違うかなとも思います。
例えば、日本の「レコード大賞」。
全く何の権威もないし、誰も注目していないから話題にもなりませんが、BTSのCDがどんなに売れようと「レコード大賞」を受賞することは絶対ないです。
ノミネートさえされません。
彼らに与えられるのは「特別国際音楽賞」だけです。

 


アメリカの音楽マーケットは世界規模ですからあれこれ注目もされますが、基本的にはアメリカの音楽賞ですからね。
 

 

 


BTS含め2013年にデビューしたK-POPグループは50組ほどいましたが、ほとんどのグループがデビュー後3年以内に解散もしくは無期限活動休止となっている中、現在でも活動を続けているのはBTSのみです。
そして6月にカムバック(新曲リリース)をすれば、BTS は韓国歌謡界史上初めて、グループ全員が完全体で10年間活動し続け毎年アルバムを発売したグループとなるのだそうです。