クワイエット・プレイス | akaneの鑑賞記録

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歌舞伎や演劇、映画、TVドラマなど鑑賞作品の覚書

 

赤ちゃんは無理やろ!

志村!うしろ!うしろ!



感想は以上です(笑)


以下ネタバレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



怖いのやだな~と思って二の足踏んでたんですけど、意外と面白かったです。
オカルトとかスプラッター系は苦手なんですが、これはパニックムービーというか、かなり家族の物語でもありますしね。
ともかく、最近の風潮にたがわず、女性が強い!
お母ちゃん強い!
お姉ちゃんも頑張る!
モンスターを倒せると確信した二人の最後のドヤ顔が…!
「かかってこいや~~!」って感じで頼もしい(笑)
それに比べて弟ちゃんのビビり具合がハンパね~


どういう経緯でこんな状況になったのか、この家族の背景はどうだったのか、そういった説明は一切なし!
途中で一瞬老夫婦出てきますけど、大した意味はないので、出演しているのは本当に家族4人(5人)のみ。
場所も家の中と付近の山々のみ。
まぁここまでそぎ落として(経費を削って?)、でも1時間半ずっと緊迫した状況を創り出せるのは凄いですね。
 

 

聴覚障害のある長女、色々と活躍はするのですが、ちょっと顔の系統が違いすぎませんか?
男の子2人はすっごく可愛い顔しているのに……ねぇ。
 

 

一番下の弟が、スーパーから音の出る飛行機のおもちゃを持って行こうとして、お父さんは「これは音が出るから駄目だよ」と電池を抜いてお店に置いていくのですが、お姉ちゃんが「電池抜いてあるから大丈夫」とこっそり弟ちゃんに渡します。
4歳の彼は「わーい!持って行っていいんだ!」と電池も一緒に持って行っちゃって、それで思いっきりサイレン音を鳴らしてしまい、モンスターに喰われてしまいます。
そのことは家族に深い傷となって残っています。
お姉ちゃんはずっと「弟が死んだのは自分のせいだ。そのせいでお父さんは私を嫌っている」と思い詰めているし、お母さんは「私が抱っこしていればこんなことにならなかった」と。
ひっそり暮らすことによるストレスもハンパないですしね。

だって何もすることないんですよ?
精神錯乱起こしそう。
 

 

穀物サイロに落ちちゃった時もハラハラしたなぁ。
中身はトウモロコシの粒だから、まるでアリジゴクのように飲み込まれていっちゃうんですよ。
ここは意外とモンスターが飛び込んできたお蔭で助かるんですが、それも相当ギリギリ。
ようやくお父さんが見つけてくれましたが、もうモンスターから子供たちを守れない!と悟ったとき、お父さんはお姉ちゃんに手話で「I Love You」を伝え、大声を上げて自分が犠牲になることで子供たちを救います。
その後、入るのを禁じられていた地下室に入ったお姉ちゃんは、お父さんがずっと自分の補聴器を作るために苦心していたことも知り、色々心のわだかまりも溶けるんですね。

モンスターは目が見えない代わりに、異常に聴力が発達しているんですが、それを逆手にとって、補聴器が発する超音波でダメージを与えることができる!

まぁともかく、お母さんの状況がヘビーすぎる。
陣痛でフラフラの時に釘踏むし、すぐそばをモンスターがウロウロしている状況で出産だし、赤ちゃん産みたてで眠っている地下室が水浸しになり、そこにもモンスターが!
水の中にシュ~ってもぐっていったときには「水中もOKなんかい!」って突っ込んでしまいました。
えーーー!水中で足元とか触られたらどーすんの!!いやーーー!
赤ちゃんは空気読んでとっても静かでしたけどね。
エミリー・ブラントはさすがの名演技。
どんなにパニック状態になっても「キャーーー!!!」とか叫べないわけですから、目の表情や息遣いだけですべて表現していますもんね。



緊急事態の時には、家の周りのランプを赤に切り替えたり、花火を仕込んでおいてモンスターの襲撃を逸らせたり、色々Goodなアイデアもありましたが、電気はどうやって作っているんですかね?

そこはずっと疑問でした。