ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー | akaneの鑑賞記録

akaneの鑑賞記録

歌舞伎や演劇、映画、TVドラマなど鑑賞作品の覚書



かなり出遅れましたが、評判が良いので見てきました。
前回の「ジェダイの覚醒」が、私にとっては黒歴史だったので躊躇していたのですが、
これはすっごく面白かったです!!
変に中二病みたくウダウダする奴もおらず、恋愛要素もなく、
スッキリと目的に向かってやるべきことをやる、という明快さが気持ち良い。
エピソード4に繋がるスピンオフですから、操作盤や機器類の少し古っぽいデザインや
Xウィング機なんかも懐かしいですね~。
時間の都合で3D鑑賞だったのですが、あまり違和感なく自然に見られました。
こういうところも映像技術はものすごく進歩しているのでしょうね。
1977年の上映ですから映像技術的には拙い部分もありますが、
今見てもやっぱりエピソード4は素晴らしいです。
40年も前の作品ですよ!!
それまで世の中にあんな映画は存在しなかったのですから当時はどれだけ斬新だったことでしょう。

ローグワンの時代、帝国軍はまさに絶頂期というか絶大なる悪の存在感を放っていますが、単純に、
反乱軍=正義、ヒーロー  VS    帝国軍=悪、ヒール
ではありません。
反乱軍も正義だけではなく、闇の側面もしっかり描いているのが
物語に深みを与えていると思います。
いわゆるはみ出し者、ならず者たちがミッションに挑んでいくのですが
なんといってもチアルート役を演じたドニー・イェンが素晴らしい!!
彼の相棒ベイズとのコンビもすごくいい感じ。
ヒロインのジルを演じたフェリシティ・ジョーンズも魅力的だったし、
ドロイドのK-2SOも男前なんだよな~。
となるとキャシアン役のディエゴ・ルナはちょっと弱かったかなとも思いますが
ジルと二人、浜辺でのラストシーンは泣けました。

その後の物語には登場しない、無名の戦士たち。
周知の事実ですがエピソード4以降、今回登場するキャラは誰も出てきません。
つまり、誰1人として生き残れないことは最初から分かってるのです。
これまでのシリーズでもみな、死力を尽くして戦っていますが、
主要登場人物全員が死んでしまうというのは…。
当然はいえ、胸に刺さる結末です。

そしてレイア姫へと託された戦士たちの思いは、この先の物語に繋がっていくのですね。