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福山雅治さん初の汚れ役?ってことで下ネタ全開のやさぐれた中年男ですが、やや役所孝司さん風でもあり、やっぱりカッコイイのでありました。
ご自分もかなりカメラ撮影はしているから、構え方なんかも決まっていて。
吉田羊さんは、もう男どもをなぎ倒してバリバリ編集部牛耳ってるし
滝藤さんやらリリー・フランキーさんやら、濃いおじさんが一杯です。
唯一の清涼剤、二階堂ふみちゃん。
その中で全然引けを取らずにぐいぐいと成長していきます。
映像はいかにもスタイリッシュで猥雑なTOKYO CITY。
中目黒や代官山など見慣れた風景も一杯あって、すごくテンポよく進んで行くので気持ちがいい。
70年代80年代、松田勇作、こういった世界観ですね。
アウトローな男は、幸せを掴みそうになると必ず死んでしまうという。
その辺のフラグが立ちまくりだったので、最後はちょっと醒めたかな。
もちろん衝撃のラスト!ではあるんですけど。
「戦場カメラマンになる」とか言ってフラッと消えちゃったぐらいの方が今っぽかった。
それに、二階堂ふみとのラブシーンが長々と生々しくて、それもちょっと興ざめ。
「事後」って分かるぐらいの描き方で良かったなって。
凶悪犯の現在の素顔を暴くってところで、野火に手柄はたてさせたんだから
また同じことをして死んでいかなくても良かったと思うんだよねー。
それにしてもリリー・フランキーは凄かった。