リョウタ君をずっと見ていると、私の視線に気づいたのか、こっちにやってきた。

すごく怖かったから、足がすくんで動けなかった。

「あ…あ…」

「おい、」

「ごっごめんなさいごめんなさいー!」

「うるせえよ。…いいか、この事絶対バラすんじゃねえぞ。」

「は…はい…」

それだけ行って、リョウタ君たちは帰って行った。

「こ、こわかった…リョウタ君、全然イメージ違うじゃん!」

翌日、登校して、教室についた。

すると、仮面の笑顔で、リョウタ君は、話しかけてきた。

「おはよう!リンちゃん!」

「えっ?」

昨日、リョウタ君の正体を見たから、仮面の笑顔に戸惑っていた。

「ね、ねぇ、昨日のあれって…」

すると、私の唇に手を当ててきた。

「でけえ声でいうんじゃねえ。」

ホントにリョウタくんって悪魔だ。

その日、授業を受けていると、先生が、

「皆、今日は綺麗な星座が見えるぞー」

ザワッ

「ウソー見に行きたーい!」

「ね、ねぇ、リョウタくんも一緒に…」

「行く訳ないだろバーカ」

小声でそう返された。

やっぱそうかぁ…

私は、一人で星を見に行った。

すると、足音が聞こえた。

「?誰だろ…」

「何でいるんだよ…」

リョウタ君!?

「あれか?センセーの言ってたやつ。」

「あ、ほんとだ!キレイだなぁ」

「わっわっあれもきれい!!」

クシャッ

リョウタ君は、あたしの髪をグシャグシャにしながら、

「はしゃぎすぎだろ。」

と言って、クスッと笑った。

それは、ウソの笑顔ではなく、リョウタ君自身の、本当の笑顔だった。

ドキッ

なぜか、心臓の鼓動が早くなって、顔が赤くなった。

なに?このキモチ…

というか、リョウタくんって、笑うとカワイイ。

一度だけだけど、リョウタ君の、笑顔が見れて、嬉しかった。

つづく