雪斗に執着しなくなったって言ったら
おかしいけど、何か吹っ切れたって感じがした。
ずっと復縁を望んでて、でも突き放された時は悲しくて苦しくて…。

でもそれが急にどうでもよくなっちゃった。

吹っ切れたって言うより、諦めたって言う方が正しいよね。

そっちの方が良かったんだよ。
白虎たちと楽しく過ごしてれば、いつか忘れてくよ。

自分に言い聞かせてるうちにあっという間に下駄箱に着いた。

上履きに履き替えてるとき、白虎が声をかけてきた。

「はよっ。」
「…おうっ!」

笑顔で応えた。一緒に教室まで行って、
話してるときに、いつもより口数が多い事に気づいた。

白虎も気づいたみたい。
「何か今日めっちゃ喋ってね?」
「そお?いっつもこんなんっしょ。」

じっと私の事を見た後、何にも無かったみたいにまた話し出した。

白虎は、根掘り葉掘り聞いてこないから、安心する。
その気遣いがすごくあったかい。


いつか、余裕が持てるときがきたら、
その時にお礼を言うんだ。


ありがとう、白虎。

私の大切な…トモダチ。