四月7日。私は、高校の入学式へ行く途中だった。

「風ウザ…」

なぜかその日に限って、風がものすごくつよかった。

さっさと駅に行って、電車に乗った。車内は、風がこないので、安心していた。

けれど、安心したのもつかの間、その時、電車が揺れた。

「っ!!」

すると、誰かがあたしを支えてくれた。

「大丈夫?」 「はい…ありがとうございました。」

ぶっきらぼうな返事と態度に、相手はムカついたと思う。
けれど、私はいつもこんな感じだから、『失敗したかな?』『イラつかせちゃった?』
なんて思わなかった。

さっさと電車を降りると、なぜか助けてくれたあの人も、一緒に降りた。

「ねぇねぇ、ずっと思ってたけど、君、『北高』でしょ!?」

「うん。そうだけど…」 「マジ!?俺も俺も!一緒にいかない!?」

「遠慮しとく。」 「えー!いいじゃん!目的地一緒なんだからさ。」

こうして、ひょんなことから、一緒に登校するハメとなった。

「ねぇ、何でそんなに暗いの~?」 「カンケーないし。」

「ちぇー」

歩いて行く途中、ふと、隣をみる。あいつ、チャラ男だけど、とてもかっこいいんだ。
女子は、夢中になっていくだろう。

そんな事を考えていると、私の視線に気づいたのか、

「どうしたの?俺に見とれてた?」

なんて聞いてきた。

「なわけないでしょ。」

テキトーにかわして、歩いていくと、到着した。
入学式を終えると、自分のクラスに入り、席に座った。

(私の隣は…『石井タケル』?)

すると、あのチャラ男が、隣に座った。

「あれ!?君、今朝の子だよね!?すげー偶然。よろしくね~」

私の隣が…あいつだなんて、これからどうなっちゃうのー!?


つづく