私は川崎ユウナ。15歳。 私には、あまり感情がない。

きっかけは、あの日。私が幼い頃、両親が離婚してしまい、お母さんと一緒に暮らすことになった。けれど、ある日、お母さんが車ででて行くところを見た。

ずっと、ずうっと待っていた。けれど、お母さんが帰ってくることはなかった。

それからだ。人を信じたら、いつかは必ずいなくなるか、裏切られると考えるようになった。

だから、私は人に、心を開かない。人に、かかわらない。

だけど、何でだろう。なんで、君には心を開けたのかな?

だんだん、感情があるようになってきて、私は変われたんだね。

私がここまでこれたのは、君のおかげだよ。

あそこで、君と出会わなかったら、私はどうしてたんだろう。

君と出会えたのは、風の強いあの日だったー。


つづく