読み終わりました!
貴志 祐介さんの「悪の教典」です~(*^^*)
今作は映画化された事もあって、かなり有名ですよネ♪
僕は元々、貴志さんの大ファン!
同じく映画化された「黒い家」や「十三番目の人格 ISOLA」に「青の炎」、本格ミステリー路線の「硝子のハンマー」や「狐火の家」、ドラマ化された「鍵のかかった部屋」、更にアニメが放送中の「新世界より」などなど…名作ばかりの人気作家さんです(๑´︶`๑)
この「悪の教典」は、日常に潜む狂気を描く、いわゆるサイコ・サスペンスもので、先の「黒い家」や「十三番目の人格 ISOLA」に近いものがあるなぁと思いました。
内容は未読の方の為に差し控えますが、細かい感情表現で沢山の魅力的なキャラクター(学校の設定なので、生徒だけでも40人以上!)を描き分ける筆力は圧巻の一言!
あまりに人間的な登場人物たちの中で、対比的にあまりに非人間的な「犯人」像が際立ち、直接的な残酷表現もあいまって…そりゃもうオッソロシィ~(´Д`;)
映画化による話題だけが先行しがちですが、何より本作は2010年 第一回 山田 風太郎賞 受賞作!
本当に怖いのは幽霊や宇宙人なんかじゃなく、すぐ側にいる人間かも…と思わされてしまう名作です。
怖いモノ見たさで是非どうぞ~(^_^)/
ちなみに、僕が貴志さんの作品で一番お気に入りなのは「天使の囀り(さえずり)」。
この作品は、はっきり言ってかなり(いや、相当…)エグいので、万人向けでは無いのですが、ストーリーの奇想天外さ、構成力、ミス・リーディング加減など、どれをとっても最高級のエンターテイメントです♪
「悪の教典」で貴志さん作品に初めて触れた方、コチラも読んでみてネ~☆