財政再建・亡国論 | 「国家戦略特区」blog

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ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

『世界一財政が健全な日本国には、やるべき事が有る』

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『消費税は20%にすべき?!』

現在、統一地方選の最中ですが、私の地元でも二十歳代の活きの良さそうな市議候補がいました。ネットで政治思想を調べたのですがガッカリでした「消費税は将来20%にする必要がある!」だそうです。政治家を志す人物がこの体たらくでは、消費税10%への増税を掲げた与党が総選挙で勝ってしまう訳です。

『財政破綻論!未だ健在なり!!』

政治家は国民の鏡です。特に地方議員レベルだと、地方行政と直接関係の無い政治一般論については、誰が見ても「そうだよね」との意見が大半を占めます。庶民の皆さんが漠然と思っている事を、もっともらしく主張するのが政治家なのです。財政破綻論の恐怖が国中の隅々まで行き渡っている動かぬ証拠です。


『いつまで経っても破綻しない日本』

私が財政破綻論に疑問を持ったのは、90年代に多くの識者が日本破綻論を吹聴したのに、いつまで経っても財政破綻しないからです。そのウチに円が紙くずになるのだからと、
恥ずかしながら年金未納の時期も有った私ですが、破綻どころかインフレの逆のデフレが続いて「おかしいな?」と気付きました。


『お金とは、移動可能な借用書のシステム』

お金の歴史は「21世紀の貨幣論」に詳しいのですが人類史上、物々交換の社会が存在した形跡は無いそうです。つまり当初からモノの貸し借りの記録があり、それが徐々に発展した取引の仕組みが「お金」に進化したようです。移動可能な「借用書」がお金の正体であり同時にそれを支える「システム」でもあるのです。

『お金がモノというのは後付け』

お金が、お宝の様にそれ自体に価値を人々が見出したのは、お金がシステムとして確立した後では無いでしょうか?金融業のようにお金に仕事をさせて(=利息)儲けたり、お金を貯めて金持ちになりたいという欲望も、お金が制度として揺るぎない地位を築いた後でしょう。本質的にお金はモノでは無いのです。

『お金の本質は借金、故に借金でお金は産まれる』

現代社会では、信用創造と呼ばれる借金によって新たにお金が産まれます。無から有が発生するのですが、お金が借用書であるという本質から考えると、納得が行くと思いませんか?日本政府の場合も国債という、借金をしてお金を発生させています。国の借金ガーって怖れる必要は有りません。お金=借金です。

『通貨発行権を持つ政府は、借金を怖れるな』

私たち一般庶民にとって、借金をする時は注意が必要です。しかし政府が借金を怖れるのは奇妙な話です。政府には「通貨発行」という特権があります。借金の返済を迫られれば、刷って返せば良いのです。ただし外国通貨での借金は、刷って返せないので注意が必要ですが、日本国債は総て円建て故に安心です。

『政府の借金の副作用はあるのか?』

しかし幾ら正しくとも何でもヤリ過ぎは良くないモノです。政府の借金にも副作用はあるのでしょうか?考えられる懸念は、1)国債金利の高騰。2)お金の増え過ぎによるインフレ。3)極端な円安。の
三つです。しかし現実は、1)国債金利は史上最低、2)20年近く続くデフレ、3)固定相場制三倍の円高、です。

『日本政府の財政状況は世界一健全』

これらの結果から導き出されるのは、『日本政府の財政は、世界一健全』だという事実です。安倍政権が必死な、プライマリーバランスの黒字化や、藤井参与の努力が実りつつ有る、対
GDP比の国債発行残高比率を減らすという目標すら無意味なくらい、日本政府の財政は既に健全なのです。全く心配ありません。

『問題は財政が健全すぎる事』

では日本社会の問題は何か?と言えば、財政が健全すぎる事です。長期金利は低過ぎで物価はインフレではなくデフレです。それ故、日本政府が今すべき事は財政赤字を拡大させる事です。消費税は廃止して国民から吸上げる税金を減らし、公共投資などで仕事を作り、政府はドンドンお金をバラ撒く必要があります。

『財政赤字拡大こそ救国への道』

「健康の為なら死んでも良い」というジョークと同じ事が日本政府にも言えます。「財政健全化の為なら国が滅んでも良い」という状況です。しかし本当に、このまま日本政府が財政再建路線を進めれば、景気が更に悪くなって本当に日本は滅びます。財政均衡は亡国への道であり、財政赤字拡大こそ救国の道なのです。


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